軽貨物配送業は始める人も多いですが、辞めていく人も多い業界です。
その原因は単純に安易に始めるからです。
最も多いパターンは求人サイトで仕事を探している延長線上でに軽貨物運送という個人業の存在を知り、求人サイトの甘い言葉で安易に始めてそして辞めていく。
未経験者が軽貨物配送業を始めて失敗しない為には、まずは業界そのものを知る事が重要です。
その実態を知る事で、最初からやらないという選択肢も有りだと思います。
しかし軽貨物配送業をやる魅力もたくさんありますので、この記事を読んで頂ければそれぞれベストな判断が出来ると思います。
軽貨物配送の仕事内容と種類を知る
軽貨物配送業とは専属便、宅配便、スポット便の3種類あります。
✅ 専属便
✅ スポット便
同じ軽貨物配送でも全く異なる性質を持っていて、人によってどれが向いているか好き嫌いもそれぞれです。
宅配便
・佐川急便
・Amazonflex
主にヤマト運輸や佐川急便などの宅配会社からの下請けの仕事で、あなたの自宅に配達に来るヤマト運輸や佐川急便の人のほとんどは、軽貨物配送の個人事業主です。
その会社のユニフォームを着ていますので、お客さんから見たら軽貨物配送の個人事業主が来たという認識にはなりません。
それ以外にもAmazonflexも宅配という位置づけになります。
宅配便メリット
大変なのを覚悟の上で本格的に稼ぎたいのであれば宅配便を選択してみるのもいいでしょう。
・無くならない仕事
・歩合制もある
宅配便は配達するエリアが狭く、そしてその狭い範囲に配達先が凝縮されています。
よって運転している時間が少なく車での移動は常に数百メートル単位で後はドライバーの足での移動です。
そうなるとガソリン代や車の消耗も比較的低くくて済むという事になります。
そしてキツくても稼ぎたい!という思考の人にとっては、歩合制もありますので経験者などある程度自信のある人は、これらを好む人もいます。
何と言っても宅配と言う仕事は無くなりませんので、これで慣れれば常に仕事にありつけるという事になります。
※Amazonflexに歩合制はありません。
宅配便デメリット
宅配便は快適にドライブしながら配達出来るような仕事ではなく、車は荷物を運ぶアイテムと言うより大容量の台車の役割です。
要するに運転時間よりも走り回っている時間の方が多いというのが主な特徴。
・不在対応
既に想像はつくと思いますが、とてもキツイです。
この仕事をやりながら空いた時間で何かをやるなど、とてもじゃないが考えられない様なレベルです。
一日の労働時間が最低12時間だと思った方がいいでしょう。
毎日毎日、家に帰って寝るだけで精一杯になります。
又、宅配未経験者には不在票を書くという行為がどれだけ面倒くさい事かが分からないかも知れませんが、不在票を書くのがとてもロスになり苦戦します。
脱サラして自由に生きたいと思って軽貨物を始める人はこの宅配という選択は絶対にやめておきましょう。
専属便
・事務用品
・Amazonflex
荷主からの荷物を指定された届け先に荷物を届けます。
主に医療機器や医療品など基本的には法人への荷物でルート配送が多いです。
後は事務用品だと、アスクルやたのめーる、カウネットなどの配達も専属便に分類されます。
又、Amazonflexも専属便ですが仕事内容は宅配便と同じです。
専属便メリット
専属便は基本的に走るコースが決められている為、ナビを頼るのは最初だけです。
・不在がほぼ無い
専属便は決まっている荷主の荷物を積込みして指定された配達先に配達します。
毎日同じところに配達するルート配送などが主で軽貨物配送の仕事としては比較的楽です。
そして配達先が企業の為、不在がほとんどないのも魅力です。
たのめーるやアスクルも専属便ですが、専属便の中ではキツイ部類と言われています。
しかし、宅配と比べると全然楽です。
初めて軽貨物配送をやる人は専属便をやって自身の適性を知るのもいいと思います。
たのめーるやアスクルのレベルでキツイと思う人は宅配は厳しいでしょう。
専属便デメリット
専属便は基本的に企業配で、ドライバーのほとんどは軽貨物配送会社からの派遣です。
・エリアが広め
専属便は楽ですが、報酬が低めになります。
その理由は仕事が楽だからという事ではなく、専属便の仕事をする為には軽貨物配送会社を通す事が通例だからです。
軽貨物配送会社にロイヤリティ、つまりピンハネされるからです。
かと言って個人が直で専属便の仕事を取るのは簡単な事ではありません。
そしてもう一つはエリアが広めですので、ガソリン代やなど経費もそこそこ掛かります。
専属便では納得の行く金額が稼げるかどうかがポイントとなりますので、所属する前に手元にいくら入るかしっかり確認しておきましょう。
スポット便
・PickGo
依頼主が指定した場所へ荷物を取りに行き、指定先へと届ける業務です。
主に運送会社からの依頼が多いらしく緊急な荷物が主となり例えば積み忘れ分など急な要望に応えるのがスポット便です。
有名どころではスーパーカーゴやPickGoなどでスポット便を多数扱っております。
スポット便メリット
快適にドライブしながら配達出来るような仕事を望むのならスポット便です。
・高額案件
軽貨物配送の仕事で最も楽なのがスポット便です。
その理由は荷下ろしする時間が僅かで、仕事の大半は運転だからです。
車の運転が好きな人、苦にならない人は軽貨物配送が向いているという人がいますが、まさにスポット便はそれです。
そして時々長距離の高額案件も出てくるのが魅力です。
一案件で10万円越えなどもあります。
スポット便デメリット
スポット便は依頼主ごとに繁忙期と閑散期が存在します。
これをメインに稼働するのなら閑散期をいかに乗り切るかも考えなければなりません。
・経費が高い
一案件で10万円越えなどおいしい案件もある反面、全く仕事がない日もあります。
会社員と違い個人事業主は仕事がなければ収入にもなりません。
特に閑散期と言われている時期は毎日のように仕事がない日が続くのが通常の状態。
そういう時に穴を埋められるようにしておかないとスポット便のみで継続する事が難しくなります。
結果、安定度が悪いので撤退する人も少なくありません。
そしてスポット便は普通に稼働しているだけで高速代、ガソリン代は飛びぬけてかかります。
もちん走行距離も半端じゃないペースで増えていきますので驚くかもしれません。
軽貨物配送での稼ぎと業界の実態を知る
軽貨物配送という業界は常に人手不足の業界です。
しかしスキルも要らず誰でも出来る仕事。それが軽貨物配送です。
✅ 稼ぎはどれ位?
自由なライフスタイルで稼げる!という求人サイトで「自由」「稼げる」のキーワードに釣られていませんか?
どんな業界?
軽貨物配送という業界は常に人手不足の業界です。
常に人手不足という事は、仕事が大変か稼ぎが悪いかのどちらかであるのが普通です。
しかし軽貨物配送の場合は、所属する軽貨物配送会社によってロイヤリティ(ピンハネ)の金額が違ったりします。
1つの物流倉庫に複数の軽貨物配送会社から派遣されてきますので、同じ仕事でも手元に入る金額が違います。
その金額は一日5000円位差が出る事も珍しくはありません。
ある程度他人と交流が出来てくると、やはりお金の話になりますので実態が把握できます。
そういう事が普通にありますので所属会社を転々とする人だらけです。
稼ぎはどれ位?
今、フリーランスが流行っており軽貨物もその中の1つですが、他のフリーランスと比べて格段に稼げない部類に入ると思います。
稼ぎは、稼働日数、稼働時間、ピンハネ額によってまちまちですが、目安としては時給換算で1000円~2000円程です。
もちろん経費は別です。
・月の合計金額は参考外
あなはこの金額を稼げると思うかどうかわかりませんが、現役の軽貨物ドライバーたちは時給約2000円のAmazonflexを「稼げる」と言っている人が多数派です。
現役の軽貨物ドライバーのYouTubeやブログを参考に視聴される方はそれを頭にいれて参考程度に見るのが無難と思われます。
月70万稼ぎました!とか言っている人で毎日長時間労働で休みも取っていない人も沢山いますので、それは参考外にして下さい。
あくまで「稼げる」の基準は時給単価で考える事です。
軽貨物配送でかかる経費を知る
上記で示した稼ぎはあくまで売上で、経費は別途かかります。
軽貨物配送が稼げるかどうかの判断は経費がどれ位かかるかでも変わってきます。
✅ メンテナンス代
✅ その他
思ったよりもかかりますので、始める前にシュミレーションしておきましょう。
ガソリン代
軽貨物配送という運送ですので、一番経費がかかるのがガソリンです。
※月25日稼働の目安
宅配便
〇約2万~3万円
車の走行距離は少なめで、ドライバーの歩く歩数が激多い
専属便
〇約月3万~6万円
車の走行距離はやや多め
スポット便
〇約月6万~10万円
車の走行距離はとにかく多くなる
メンテナンス代
オイル交換、ベルトなどの消耗品や車検など何気に年間で計算するとかかります。
特に車が古くなればなるほど、次から次へと修理すべきところが出て来ます。
目安は月2万~3万円積み立てて行けば足りるでしょう。
※車両代、ガソリン代、保険代は別
その他
ガソリン代とメンテナンス代以外でかかるのは、当然車両代とその保険代です。
車両は新古車で100万位で保険は月15000円位かかります。
保険は3年位で半分近くまで金額が下がりますが、車両は寿命があります。
目安は4年20万キロ程です。
それ以上乗る事も可能ですが、10万キロ超えたあたりから順番にあちこち調子が悪くなってきますので買い替え時が見えてきます。
軽貨物配送の始め方の手段を知る
軽貨物配送を始めるにあたって色々な参入方法があります。
どれがいいのかは一概には言えませんが自分の目的や状況によって選択肢も変わってくると思います。
✅ 軽貨物運送会社に所属
✅ スマホアプリ
初期費用がない場合は軽貨物運送会社に所属するという方法もあります。
赤帽
・仕事の斡旋
赤帽を知らない人はいないと思いますが、全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会の略称です。
ここで稼ぐ為には自身で仕事を取らなければ、たいした稼ぎにはなりません。
自分で仕事を取って行く考えがない人は赤帽で稼動するという選択はしない方がいいでしょう。
赤帽だからこそ出来るメリットを生かせる人は最も適した環境と言えます。
赤帽のメリット
アクティブに活動する人にとっては赤帽のメリットを存分に生かす事ができますので軽貨物配送業をガチでやる人には最もおすすめできます。
・案件が被ったら組合に依頼
まずは仕事がない時には、組合から仕事を斡旋してもらう事ができます。
特に初期段階では自分で開拓した取引先が全くない状態なので、組合から仕事を斡旋してもらえるのは助かります。
取引先が出来るまで収入0という事にはなりません。
逆に自分で営業して仕事がたくさん取れる人は、日時や時間などの被る事が出てくるでしょう。
体は1つですので案件も1つしか出来ませんが、その様な時には組合に案件を流す事ができます。
そしてその仕事は組合員の誰かに斡旋されて、あなたには手数料が入ります。
そういうシステムを利用して運送料金の他に手数料で稼ぐ事も出来るのは魅力です。
又、直案件が増えて来たら人を雇って拡大する事も出来ますので単なる1個人事業主ではなく色々展開も出来ます。
赤帽のデメリット
・直案件を取れなければ稼げない
まずは初期費用150万~250万位と言う参入壁です。
しかしこの金額の100万以上は車両代ですので、デメリットと言えるかどうかは疑問もあります。
どっちにしても軽貨物配送業を始めるには車両が必要だからです。
後は当然と言えば当然ですが、自分で仕事が取れない人は稼げないという事です。
仕事の斡旋をしてもらえるとは言え当然手数料がかかるのと、毎日仕事が斡旋される保証はありまぜん。
月の売上もたかだか知れてくると思われます。
自分で営業して仕事を取るという考えがない人は赤帽という選択肢はやめておいた方がいいでしょう。
軽貨物運送会社に所属
・ロイヤリティ10~20%
軽貨物配送を始めるにあたって最もお手軽な方法は軽貨物運送会社に所属するという選択です。
未経験者で軽貨物配送に参入する人のほとんどはこれです。
その理由は求人サイトでバンバン募集しているという事と、初期費用を抑えられるという点でしょう。
所属のメリット
やはり参入壁が低いの初めての人でも出来る環境が整っています。
・リース車
ほとんどの所はリース車を用意しており、そのリース料が高いか安いかは別としてすぐに稼働出来る状態になっています。
よって手ぶらでも参入出来る環境にあります。
そしてサポートが充実しており、黒ナンバーの取得から仕事の紹介など初心者にとっては頼れる存在です。
又、車両が故障した際も黒ナンバーの代車も用意してくれます。
初めて軽貨物配送をやる方には、最もおすすめの選択だと思います。
所属のデメリット
多くの軽貨物配送ドライバーはよく辞めます。
仕事がキツイとか合わないとかの問題以外にもっと軽貨物で割がいいものが他にあるという事を知るからです。
・サラリーマンに近い
まずはロイヤリティですが、売上の15%かかるのが業界の相場です。
いわゆるピンハネと言われているものです。
軽貨物運送会社はこのピンハネが主な収益源で、事業形態としては運送業と言うより人材派遣会社に限りなく近い職種になります。
派遣する人材は個人事業主なので悪く言えば、合法的に労働基準法を無視出来る派遣会社とも言えます。
又、個人事業主なのに自由に休みが取れない所がほとんどです。
個人事業主だから時間も休みも自由だと考えている人はこの選択はやめておきましょう。
スマホアプリ
・安定しない
現在はスマホアプリでギグワークという選択をする人が増えて来ましたが、日時、時間が自由という点がある一方で、毎日仕事が取れる保証がありませんので非常に不安定です。
本業があって隙間時間とかでやる分にはとても便利なプラットフォームです。
主なスマホアプリはAmazonflexやPickGo、Uber Eatsなどあります。
未経験者が最初からやるのはどうかな?って感じです。
スマホアプリのメリット
メリットは何と言っても自由だという事です。
やりたい時にやって、やりたくない時は休む事が出来ますので怠け癖のある人はのはある意味危険です。
・入金が早い
一番便利だと感じるのは、副業で自分の空いた時間を利用できるという点です。
もちろん本業としても可能です。
後、他との大きな違いはとにかく入金が早くて助かります。
プラットフォームによって多少違いはありますが概ね一週間程度で入金されます。
スマホアプリのデメリット
デメリットは仕事が常に取れるとは限らないという点です。
・毎回違うコースを走る
まず、本業で生計を立てるには安定性がありません。
しかしそもそも論で、安定を求めるのなら個人事業主である軽貨物配送という仕事をやるべきではないでしょう。
そして毎回違うコースを走る事になりますので道を覚えられる事も出来なくて、毎度ナビ頼りになります。
あなたが軽貨物配送を始める目的は?
この目的によっても軽貨物配送の始め方の手段が変わってきます。
✅ 空き時間で副業
✅ 他に仕事がないからとりあえずで
ガチで本業として継続的に軽貨物配送をやるのか、空き時間で副業としてやるのか、とりあえずでやるのか、いずれにしても最初はガチでやる必要はあると思います。
本業でガチで行く
・自分で設立
軽貨物配送を継続的に、それこそ生涯それで生計を立てていく考えの場合は最初から赤帽でやって行く事をおすすめします。
初期費用が150万~250万位かかりますが、その価値はあると思います。
もちろん営業して自分で仕事を取るなどしないと稼ぎにも限界が出てきますので、営業は必須となるでしょう。
Web集客が本業の私の目から見れば、軽貨物配送業界そのもののWeb集客能力はとてもレベルが低いので、ちょっと知識を身につけるだけで仕事は取れると思います。
どこかに所属して与えられた仕事をこなして決まった報酬をもらうよりも間違いなくやりがいがあります。
ガチで行く人へのもう一つのおすすめは、自分で軽貨物運送会社を設立して経営するという手段です。
もちろん初心者が突然会社設立してもノウハウがないので事前に経験を積む必要があります。
現在この世に中にある軽貨物運送会社は全般的にマネジメント能力が低いので、それなりのポジションが狙えるからです。
要するに優れた経営者があまりいない業界という意味です。
何れにしても、とりあえず一旦どこかに所属して軽貨物配送を経験しながら検討すればいいと思います。
空き時間で副業
・Pick Go
・Uber Eats
本業が他にあって売上の上積みが必要な為、空き時間で副業でやるというケースです。
そうです。現在の私がそれに近い状態です。
正確に言うと月必要な金額を達成する事を計算して稼働して、空いた時間で本業をやる。
そして目標金額達成と同時にその月は稼働停止し本業にフルコミット。
このパターンに最も向いているのがスマホアプリでのギグワークです。
時間に関して主導権を握る手段はこれしか考えられません。
他に仕事がないからとりあえずで
他に仕事がないからとりあえずでという考えで始めるのも有りだとは思いますが、最低限考慮しなければならないのが、いかに費用をかけないかが重要になります。
要するにいつ辞めてもそれほどリスクがない方法という事です。
だいたいこの場合、求人サイトで仕事を探している過程からの延長線上で軽貨物配送の求人に辿り着いたパターンが多いと思われます。
この様な人には、軽貨物運送会社に所属する事をおすすめします。
その理由は初期費用があまりかからないからです。
初期段階でお金がかかるものは、やはり車ですが軽貨物運送会社ではだいたいリース車を用意していますのでそれを利用出来ます。
軽貨物配送始めたけど自分には無理!という場合、すぐ辞めても無駄に車だけ残るという事にもなりません。
軽貨物配送業のメリット・デメリットを知る
現在無職の人や安月給のサラリーマンならこの業界に安易に飛び込んでみてもいいかも知れませんが、それなりの所得がある人は一度立ち止まって考えてみましょう。
その理由は思った以上に稼げないからです。
✅ 軽貨物配送業デメリット
軽貨物をやっている人のYouTubeなどを見ると、いかにも稼いでいて自由に仕事しているように見えますが個人事業主としての軽貨物配送での稼ぎは天井が知れています。
まず業界に飛び込む前にメリット・デメリットを把握しましょう。
メリット
・セルフブラックOK
・仕事は無限にある
スキル不要で運転免許証があれば誰でも始められます。
要領を得れば配達するスピードが速くなるなど、これはスキルと言うよりは単なる慣れです。
又、軽貨物配送の仕事は無限にあるので体がもつ限り働く事が可能です。
個人事業主は労働基準法は関係なく労働時間の規制がないからこそ、あなたが希望すればいくらでも働けます。
セルフブラックOKの人には最高の環境かもしれません。
デメリット
・稼げる金額の天井が低い
どの仕事でもそこで働けば、いろいろなスキルが身に付くものですが軽貨物配送に関しては何のスキルもつきません。
配達するスピードが速くなる、運転が上手くなるなどをスキルとは言えません。
慣れれば誰でも出来るからです。
そして稼げる金額の天井が低いというのが最大のデメリットではないでしょうか?
セルフブラックOKとは言え時間は一日24時間と決まっている訳ですから限界があります。
軽貨物配送だけで年収一千万以上などまず考えられません。
休みなしで働いている人でも稼げる金額の天井は高くはないのが実情です。
軽貨物配送を始めるにあたって不要なもの
軽貨物配送を初めてやる人は不安要素を無くするために様々なアイテムを用意して万全を期したいものです。
しかし絶対的に不要な物もあります。
✅ 情報商材
ほとんどの人は業務を始めてから不要と気づくパターンです。
高額のカーナビ
ここで言うカーナビとはスマホアプリじゃない方のカーナビの事です。
まず、スポット配送など有料道路を使わない仕事にはカーナビは不要です。
それは高いからとかではなく、宅配など住宅街はカーナビを使うと普通に遠回りするからです。
・Yahoo!ナビ
宅配で一番優れているのはGoogleナビ又はYahoo!ナビです。
正確さはゼンリンの地図データを使っているYahoo!ナビの方が優れていますが、やはりメインとしては最短距離を選してくれるGoogleナビの方が使い勝手はいいと思います。
この二つを使い分けれは通常のナビは基本的に不要です。
又、スポット配送など有料道路をよく使う場合、GoogleナビやYahoo!ナビは出入口がわかりにくいというデメリットもあります。
しかしそれだけが目的の場合は、オートバックスや通販で売っている安物のカーナビで十分です。
情報商材
軽貨物配送初心者もしくはこれから始めようとする人向けに販売されている情報商材というものが存在します。
YouTubeやブログなどである程度集客出来ている人が、その影響力を利用して商売をしています。
その多くが情報商材販売です。
私の見解ではその様な情報商材は不要です。
・実務をやれはすべてわかる事
前提として情報商材を売る人がいて、その金額に見合うと判断した人が買う訳ですのでこれらを非難している訳ではありません。
ただ、その様なものは不要だと判断しているだけです。
まずは軽貨物配送に関しては情報商材を買わなければ出来ない様なレベルの仕事ではないという事です。
普通に実務を実行すれば誰でも出来ます。必要になるものは知識ではなく慣れです。
又、情報商材の中身は普通にググれば出てくる情報ばかりです。
実際に買ってみれば後に気づきます。
買う必要なかったという事を。
まとめ
☒軽貨物配送の仕事内容と種類を知る
主に宅配便、専属便、スポット便の3種でそれぞれのメリットデメリットは全然違う。
☒軽貨物配送での稼ぎと業界の実態を知る
軽貨物配送という業界は常に人手不足の業界。
稼ぎは平均して時給約2000円位がMAXと考えるのが無難。
優れた経営者があまりいない業界。
☒軽貨物配送でかかる経費を知る
主にかかるのがガソリン代とメンテナンス代。
車の寿命の目安は20万キロで3年~5年
☒軽貨物配送の始め方の手段を知る
赤帽、軽貨物運送会社に所属、スマホアプリ
自分で軽貨物運送会社を設立するという手段もあるが、未経験者では厳しいく経験があった方がいい
☒あなたが軽貨物配送を始める目的は?
目的を明確にして、自分に適した方法で始める事。
☒軽貨物配送業のメリット・デメリットを知る
メリット・デメリットは開始してからじゃないと分からない事もあるが、ある程度は把握してから始めましょう。
☒軽貨物配送を始めるにあたって不要なもの
情報商材は不要!売っている人の養分になるだけ
情報はググれば必ず手に入る。