- 2025年11月22日
黒ナンバーの任意保険は一般乗用車の任意保険と比較すると格段に高いです。
個人事業主として軽貨物ドライバーを仕事としている方は任意保険が高いのを承知で入るしかないというのが現実です。
対人対物、車両保険、貨物保険などある中で、補償範囲をどこまでにするか検討する必要があります。
- この記事をご覧いただきたい対象
- ◎任意保険の金額の目安を知りたい方
◎加入すべき任意保険を知りたい方
◎等級の引継ぎ方法を知りたい方
任意保険料は月に1万~3万円程ですが、この料金の開きは加入年数と車両保険に入るか否かで大きく変わります。
車両保険も入った方がいい場合と入らない方がいい場合があります。
この記事でわかる事
✔ 黒ナンバー任意保険料のシュミレーション
✔ 等級の引継ぎ可能な方法
✔ 必須で入るべき補償範囲
事業用任意保険そのものが高いのですが、特に車両保険が金額を釣り上げる主な要因となります。
ただ、補償は自身の状況によってどこまでの補償範囲がベストかも変わってきますので最低限の保険の知識を身に付ける事も重要です。
>>>この記事の執筆者「下剋上軍師」の詳細
黒ナンバーの自動車任意保険料のシュミレーション
★対人無制限・対物3000万
| 免責額 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
| 免責0円 | 14000円 | 11500円 | 7500円 |
| 免責5万 | 13000円 | 10500円 | 6500円 |
| 免責10万 | 12000円 | 9500円 | 5500円 |
※上記は月々の料金です
★対人無制限・車両保険・対物3000万
| 免責額 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
| 免責0円 | 20000円 | 16000円 | 11000円 |
| 免責5万 | 17000円 | 13500円 | 9000円 |
| 免責10万 | 15000円 | 12000円 | 7500円 |
※上記は月々の料金です
このシュミレーションはザックリの金額で契約の詳細によって違いますが、おおよそこれ位の料金になると思って頂ければ間違いありません。
又、貨物保険は含まれておりません。
黒ナンバーの自動車任意保険とは

✅ 黒ナンバーは保険料が高い
✅ 等級の引継ぎ可能な方法
黒ナンバーの自動車任意保険はとにかく高い!ほとんどの人は事業者になってからこの現実を知る事になるのではないでしょう。
リスクを考えると当然と言えば当然と言えるかも知れません。
基本的に等級は一番下からですが、場合によっては等級の引継ぎ可能な場合もあります。
黒ナンバーの自動車任意保険料は高い
■基本的に等級は一番下から
■仕事をもらう為に加入必須
任意保険加入は必須ですが、とにかく保険料が高い!
もちろん普通の自動車保険よりも高いことは想像つくと思いますが、思った以上に高いと感じたハズです。
基本的に等級は一番下から
よっぽど条件がそろわない限りは保険の等級は一番下からになるため想像以上に高いです。
具体的には普通の自動車保険の3~6倍ぐらいで、軽なのに高級外車並の料金です。
やはり走行距離も多く、事故リスクが高くなるので保険金も高くなるのはしょうがない事ですが、軽貨物配送業の稼ぎから考えるとかなり大きな負担と言えるでしょう。
仕事をもらう為に加入必須
黒ナンバーの自動車任意保険料は高いですが、軽貨物の仕事をする以上は必須条件になります。
委託会社や配送マッチングプラットフォームでは任意保険に加入が必須です。
新規加入から3年間無事故で保険料は約半額近くまで落ちますが、半分になっても普通の自動車保険よりまだまだ高い事に変わりはありません
黒ナンバーに等級の引継ぎ可能な条件と方法
■引継ぎ可能な条件と方法その①
■引継ぎ可能な条件と方法その➁
一般的に黒ナンバー車両は等級引き継ぎ出来ないと情報発信しているが多いですが条件がそろい、順番を間違えなければ可能です。
だだ、等級引き継ぎしても新規と比べると格段に安くなりますが普通の乗用車と比較するとやはり高い事には変わりはありません。
引継ぎ可能な条件と方法その①
条件:現在、軽貨物又は軽乗用車を所有しており、その車をそのまま黒ナンバー車にして保険も現在のものを使いたい。
現在乗用車で利用している保険会社が黒ナンバーを取扱っている事が必須条件
その車両を黒ナンバーに変更し、保険会社で変更手続きをする
上記のSTEP1~STEP2の詳細を解説します。
STEP1 現加入中の保険会社チェック
まず、等級の引継ぎするという事は現在乗用車で何らかの任意保険に入っており、その加入中の任意保険会社が、黒ナンバーの任意保険を取扱っている事が必須条件です。
この条件がクリアできている場合はSTEP2に進んで下さい。
ちなみに私の知っている範囲で黒ナンバーを取扱っている保険会社を下記にリンクを貼っておきますが、これ以外にもあると思いますので自身で調べて下さい。
・損保ジャパン
・あいおいニッセイ同和損保
・三井住友海上
・東京海上日動火災
・共栄火災
・その他
STEP2 黒ナンバーに変更
次に黄色ナンバー状態の軽貨物車両を用途変更、すなわち黒ナンバーに変更します。
次に保険会社に用途変更のため黒ナンバーに変更した事を連絡して手続きしてもらいます。
これで元々黄色ナンバー時代の等級がこの黒ナンバー車に等級の引継ぎ完了です。
引継ぎ可能な条件と方法その➁
条件:現在乗用車を所有しており、それを手放すタイミングなので、そこで使ってる保険をこれから購入する黒ナンバーの軽貨物に使いたい。
現在乗用車で利用している保険会社が黒ナンバーを取扱っている事が必須条件
軽貨物車両を黄色ナンバーの状態で入手して保険会社に入替してもらう
その車両を黒ナンバーに変更し、保険会社で変更手続きをする
上記のSTEP1~STEP3の詳細を解説します。
STEP1 現加入中の保険会社チェック
まず、等級の引継ぎするという事は現在乗用車で何らかの任意保険に入っており、軽貨物に車両入れ替えする前提になります。
現在加入中の任意保険会社が、黒ナンバーの任意保険を取扱っている事が必須条件です。
この条件がクリアできている場合はSTEP2に進んで下さい。
ちなみに私の知っている範囲で黒ナンバーを取扱っている保険会社を下記にリンクを貼っておきますが、これ以外にもあると思いますので自身で調べて下さい。
・損保ジャパン
・あいおいニッセイ同和損保
・三井住友海上
・東京海上日動火災
・共栄火災
・その他
STEP2 黄色ナンバーで車両入手して切替
次に軽貨物車両を黄色ナンバーの状態で入手してください。
そして保険会社に連絡して現在乗用車からこの軽貨物車両(黄色ナンバー)への車両入替の手続き依頼をします。
STEP3 切替後、黒ナンバーに変更
無事保険切替が完了したら次に黄色ナンバー状態の軽貨物車両を用途変更、すなわち黒ナンバーに変更します。
次に保険会社に用途変更のため黒ナンバーに変更した事を連絡して手続きしてもらいます。
これで元の乗用車での等級がこの黒ナンバー車に等級の引継ぎ完了です。
軽貨物事業者として入るべき保障内容

✅ 必須で入るべき補償
✅ 必要に応じて入るべき補償
黒ナンバー車の保険料の相場は月1万~3万と安くおさえても高く、任意保険の金額は入る保障内容で大きく変わってきます。
そもそも保険は万が一に備えるものですので不要なオプションに入り過ぎないようにしましょう。
必須で入るべき補償
■対人賠償
■対物賠償
この2つが任意保険のメインである事は言うまでもありません。
軽貨物事業者としてほば例外なく取引先に任意保険証書の提出を求められ、そこで色々な条件がある場合もあります。
例えば、対人賠償無制限、対物賠償3000万以上が必須などです。
対人賠償
対人に関しては、黒ナンバーに限らず車を運転する以上は節約するべき所ではありません。
死亡事故を含む大きな事故を起こした際に、手に負えないぐらいの損害賠償責任を負う事になります。
万が一の場合の補償をお金で買うのが保険です。
事業ですので一般の乗用車と比べて圧倒的に運転している時間も距離も多いのでその分リスクが増えるのも当然ですので対人賠償は無制限一択です。
対物賠償
対物賠償は3000万に入ればおおよそまかなえると言われています。
大きなものの例としては店舗に突っ込んだり電柱倒したなどですが、それらのほとんどは3000万以内で済みます。
基本的に対物賠償は3000万に入れば問題ないのですが、委託会社に所属する場合は対物賠償は○○円以上にして下さいと指定してくる場合があります。
この部分のみを後で変更も可能ですので必要に応じて対応しましょう。
必要に応じて入るべき補償
■車両保険
■貨物保険
この2つに関しては可能な限り入らない事を前提に考えましょう。
特に車両保険は保険料が大きく変わりますので、どうしても必要な方だけ入りましょう。
車両保険
軽貨物ドライバーの乗っている車両を見るとわかると思いますが、ほとんどがボロボロで傷だらけです。
一般的な乗用車の様にチョット凹んだら直すような事はしませんので、特別な場合を除いては車両保険に入らない方が得策でしょう。
まわりを見て見ると長年、軽貨物ドライバーをやっている人は、車両保険に入っていない人の方が多いです。
ただ、ローンで購入して事故でその車両が走行不能になる事で、死活問題になる様な人は車両保険に入るしかありません。
10:0の被害事故なら相手持ちなのでまだマシですが加害事故の場合、対人対物は保証されても自身の車両の修理代は保証されません。
要するに仕事が出来なくなる上にローンだけ残るという悲惨な状態になります。
この様な可能性がある人は車両保険加入が必須となるでしょう。
又、一般的な事故以外にも、例えば車検中に代車を借りた際にその代車で事故を起こした場合も車両保険は関係してきます。
それが加害事故の場合、対人対物は保証されてもその代車の車両修理代は保証されません。
よってそれらを考えた上で車両保険に入るか否かを検討する必要がでてきます。
貨物保険
貨物保険は2通りあり、任意保険にオプションでつけるタイプのものと単体で存在する貨物保険で、違いは保障内容です。
単体で存在する貨物保険の方が保証が充実していますが、やはり高くなります。
しかし貨物保険に関しては、自分で仕事を直受けするような場合は必要ですが下請けの場合は必要ない事がほとんどです。
初期段階では加入しないで、必要になってから考えてもいいと思います。
まとめ
☒黒ナンバーの自動車任意保険の現実を知る
・一般の自動車保険とは別枠のものである
・保険料が高く、基本多岐に等級は一番下からスタートする
・3年位で半分近くまで下がる
・条件次第では等級引き継ぎ可能
☒軽貨物事業者として入るべき保障内容
・対人賠償と対物賠償のみ入る
車両が走行不能になってもいつでも中古車ぐらい購入出来る資金を用意しておく事
・基本、車両保険は入らない
事故により車両が走行不能で死活問題になる様な人のみ入る
