黒ナンバーの任意保険は安い方と言われているものでも、一般の車の任意保険と比較すると格段に高いです。
しかも一般の車の任意保険のようにテレビCMで流れているような格安のものがありません。
もちろん自動車保険一括見積りなどは一般車のみで事業用は対象外です。
要するに軽貨物ドライバーは高いのを承知で入るしかないというのが現実です。
・事業用任意保険の金額の目安を知りたい方
月に1万~3万円かかりますが、この金額の開きは加入年数と車両保険に入るか否かで大きく変わります。
どっちにしても事業用任意保険は高いのですが、特に車両保険が金額を釣り上げる要因です。
基本的に入るべき保険は対人、対物だけにする事をおすすめします。
黒ナンバーの自動車任意保険料のシュミレーション
免責額 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
---|---|---|---|
免責0円 | 14000円 | 11500円 | 7500円 |
免責5万 | 13000円 | 10500円 | 7000円 |
免責10万 | 12000円 | 9500円 | 6500円 |
★対人・対物(月々)
免責額 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
---|---|---|---|
免責0円 | 18000円 | 14000円 | 11000円 |
免責5万 | 16000円 | 13500円 | 10000円 |
免責10万 | 15000円 | 12000円 | 8500円 |
★対人・対物・車両(月々)
このシュミレーションはザックリの金額で契約の詳細、保険会社によって違います。
又、貨物保険は含まれておりません。
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黒ナンバーの自動車任意保険の現実を知る
とにかく高い!ほとんどの人は事業者になってからこの現実を知る事になるのではないでしょう。
リスクを考えると当然と言えば当然と言えるかも知れません。
✅ 等級は一番下から
後は、現在自家用車で利用中の自動車保険があっても等級の引継ぎも出来ません。
保険料が高い
・仕事をもらう為に加入必須
事業者用の任意保険の金額は一般の乗用車と比べて3倍~5倍位です。
黒ナンバーの保険はテレビCMで出てくる様な年間で3万円などあり得なく、月に1万~3万の保険料がかかります。
軽貨物配送業の稼ぎから考えるとかなり大きな負担と言えるでしょう。
やはり走行距離も多く、事故リスクが高くなるので保険金も高くなるのはしょうがない事です。
軽貨物配送業をやるにあたっては加入は必須で、これに加入していないと仕事がもらえません。
3年で半額近くまで
・等級は一番下から
事業者用の任意保険は、それまでの自家用車での等級の引継ぎは出来ません。
軽貨物配送業を始める時に初めて加入する事になりますので、等級は一番下からになります。
その下からの金額が月に1万~3万という事です。
しかし無事故で3年位で保険料は約半額近くまで落ちます。
実際、半分になってもまだまだ高い事に変わりはありませんが、大きな負担減になります。
軽貨物事業者として入るべき保障内容
黒ナンバー車の保険料の相場は月1万~3万と安くおさえても高いです。
任意保険の支払い金額は入る保障内容で大きく変わってきます。
✅ 必要に応じて入るべき保障
そもそも保険は万が一に備えるものですので不要なオプションに入り過ぎないようにしましょう。
必須で入るべき保障
・対物賠償
この2つが任意保険のメインである事は言うまでもありません。
軽貨物事業者としてほば例外なく取引先に任意保険証書の提出を求められ、そこで色々な条件がある場合もあります。
例えば、対人賠償無制限、対物賠償3000万以上が必須などです。
この対人、対物に関しては節約するべき所ではありません。
対人賠償は無制限一択、対物賠償は3000万以上もしくは無制限にしましょう。
必要に応じて入るべき保障
・貨物保険
この2つに関しては出来る限り入らない事を前提に考えましょう。
車両保険
ローンで購入して事故でその車両が走行不能になる事で、死活問題になる様な場合は車両保険に入るしかありません。
車両保険に入っていないと10:0の被害事故なら相手持ちなのでまだマシですが加害事故の場合、対人対物は保証されても自身の車両の修理代は保証されません。
要するに仕事が出来なくなる上にローンだけ残るという悲惨な状態になります。
この様な事が想定される人は車両保険加入が必須です。
しかしながら車両保険の加入は月々の保険料が大きくなります。
理想は車両購入は一括払いで、車両保険に加入しない事です。
車両が走行不能になってもすぐに中古車ぐらい購入出来る資金を用意しておく事です。
長年、軽貨物ドライバーをやっている人はそういう体制を取っており、車両保険に入っていない人の方が多いです。
貨物保険
貨物保険は2通りあり、任意保険にオプションでつけるタイプのものと単体で存在する貨物保険です。
違いは保障内容です。
単体で存在する貨物保険の方が保証が充実していますが、やはり高いです。
しかし貨物保険に関しては、自分で仕事を直受けするような場合は必要ですが下請けの場合は必要ない事がほとんどです。
初期段階では加入しないで、必要になってから考えてもいいと思います。
まとめ
☒黒ナンバーの自動車任意保険の現実を知る
・一般の自動車保険とは別枠のものである
・保険料が高く、等級は一番下からスタートする
・3年位で半分近くまで下がる
☒軽貨物事業者として入るべき保障内容
・対人賠償と対物賠償のみ入る
車両が走行不能になってもすぐに中古車ぐらい購入出来る資金を用意しておく事
・基本、車両保険は入らない
事故により車両が走行不能で死活問題になる様な人のみ入る
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