Uber Eatsは軽貨物で配達する事も出来ますが、実際に稼働している数は圧倒的に自転車やバイクよりも少ないのが現状です。
なぜなら基本的にUber Eatsは軽貨物よりも自転車やバイクの方が稼げるからです。
しかも経費は軽貨物の方が断然かかります。
現在軽貨物でUber Eatsをやっている人は、現役の軽貨物運送業者が空いた時間で稼動しているというパターンがほとんどです。
では、軽貨物でのUber Eatsは稼げないのかと言ったら決してそんな事はありません。
稼げるか否かは戦略次第で大きく変わります。
・軽貨物でUber Eatsメインで稼動したい方
Uber Eatsをランチェスターの法則で例えると軽貨物の立ち位置は間違いなく弱者に該当します。
よって弱者の戦略が必須になりますが、ではどの様な戦略を立てれば稼げるのか?
・多くの配達履歴を踏む
まずはUber Eatsの特性を知る事で戦略が見えてきます。
一番のポイントは多くの配達履歴を踏む事です。
その配達履歴を数多く作る事を中心に施策する事で、間違いなく軽貨物で稼げます。
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軽貨物で稼ぐ戦略:Uber Eatsの特性を知る

Uber Eatsというプラットフォームはユーザーファーストであるという事を理解する事です。
Uber Eatsはそのプラットフォームを利用して注文するユーザーと料理を提供するレストラン、そしてそれを配達する人で成り立っています。
✅ 出店しているレストラン
✅ 配達員
これらのどれか1つ欠けても成り立ちません。
しかし運営者側はこのビジネスモデルを成功させるためにはユーザーファーストでシステムを構築していく必要があります。
所詮、配達員はこのシステムの1つのコマでしかないという事は把握しておきましょう。
注文するユーザー
まずUber Eatsで注文するユーザーがいなくては成り立ちません。
Uber Eatsで注文するという事は、同じ料理をレストランで食べるもしくは、自身でテイクアウトするよりも支払う金額は高くなります。
それを知っていながらなぜUber Eatsを利用するのか?
・買いに行くのが面倒
配達料金を支払ってでもUber Eatsで注文するという事はお金を出してまで時間を買う価値があるとの判断です。
目当ての料理を買うために往復でかかる時間を配達料を払う事でその手間をなくする事ができます。
又、すぐ近くに店があっても家から出るのが面倒だからという理由からUber Eatsで注文する人も少なくないでしょう。
いずれにしてもユーザーが望む事は注文した料理が早く届く事です。
出店しているレストラン
ユーザーはUber Eatsに出店しているレストランの料理を注文しますので当然の事ですが、レストランが無ければ成り立ちません。
レストラン側はUber Eats経由で注文を受けた場合、ウーバーイーツに手数料を払わなければなりません。
それでもそれだけのメリットがあるから出店しています。
・お店の存在を知ってもらえる
出店する目的はお店それぞれの思惑があると思いますが、Uber Eats側が勝手に営業してお客さんから受注を取りますので便利ですよね!
又、小規模の無名のお店はUber Eatsに出店する事で、お店の存在と名前を知ってもらえるチャンスでもあります。
いわゆるブランディング効果です。
マーケティング会社では小規模のお店が苦戦するブランディング戦略の為にUber Eatsに出店する事を推奨している所もあります。
配達員
注文するユーザー、料理を提供するレストラン、そしてそれを配達する配達員が必要です。
Uber Eatsというプラットフォームはこの3者があって成り立ちます。
配達員にとってはとてもメリットのあるシステムになっております。
・いつでもやめられる
Uber Eatsの配達員には拘束時間がなく、やりたい時にやって自分の都合でいつでも業務終了出来る。
配達員にとっては画期的なシステムです。
他にもフードデリバリーのプラットフォームはいくつかありますが、注文内容の確認など面倒な事があったりします。
それと比べるとUber Eatsの場合、配達員は渡されたものを配達すればそれでいい!
という仕組みで何か問題があった場合はUber側で対処します。
軽貨物で稼ぐ戦略:優先順位を知る

優先順位は間違いなく料理を最速で届ける事の出来る人に依頼するハズです。
Uber Eatsはユーザーファーストですので、最速でユーザーに料理を届ける為には誰に依頼するかAIが判断していると思われます。
AIなのかプログラムの定義なのか分かりませんが、実際に私が稼働してそれを感じました。
✅ 配達履歴
これはUber Eatsの人に聞いた情報ではありませんが、やって見れば肌感覚で見えてきます。
試しにUber Eatsのサポートに聞いてみましたが優先順位は分からないとの事。
Googleの検索アルゴリズムのように多分本当に知らないのだと思います。
配達距離
ここで言う配達距離とは、配達員がレストランにピックに行ってそれを注文したユーザーに配達するまでの合計の距離の事です。
配達距離が短い場合は、自転車やバイクが優先されます。
その方が早いからです。
ユーザーファーストで考えると当然ですよね!
・他に配達員がいない時
特に需要の多いマクドナルドの目の前で待機していると実感します。
自転車の配達員が活発に出入りしているのに、軽貨物で待機していても全然鳴らない!
そしてほんの10分位前にピックして出発した人が戻ってきて、次のピックの為に入店する姿を頻繁に見ます。
しかし、ずっと軽貨物で待機している私のスマホはなかなか鳴りません。
鳴る時と言えば長距離の時か、自転車の配達員がいない時のおこぼれぐらいです。
軽貨物でUber Eatsは全然ダメじゃないか!と弱気になってしまう事も普通にあります。
配達距離における弱者の戦略は?
通常、配達リクエストが優先されない軽貨物で出来る事は、来たものを全部受ける事です。
おこぼれをこなして配達履歴を刻む事が狙いです。
軽貨物が優先される長距離のリクエストはすべて受ける
長距離は自転車に行かせるよりも早い軽貨物が優先されます。
通常自転車ばかり優先しているのに都合のいい時だけに軽貨物に依頼がくるという気にくわない現象ですが、あえて進んでこれを受けましょう。
UberのAIに便利な使いパシリだと認識させる事で後にリクエストを増やす事につながります。
おこぼれは全部受ける
近場なのに、他に配達員がいないという理由で軽貨物に配達リクエストが来ることがあります。
UberのAI目線から言えば「自転車がいない!行く人がいないから軽貨物でいいか!」という考えなのでしょう。
この様なおこぼれは喜んで受けましょう。
得られるメリットは近場での履歴を刻めるという事です。
近場でも軽貨物が優先されるケースは行った事のあるユーザー又はその建物。
配達履歴
配達履歴はユーザーファーストで料理を早く届ける為の貴重なデータです。
軽貨物でのUber Eatsは、いかにこの配達履歴を多く作るかを中心に戦略を立てる事がポイントになります。
配達員の配達履歴は当然ながらUber EatsのAIは把握しています。
そう思えるような事が頻繁にあります。
・配達場所が見つかりにくい
配達員の動きはGPSで管理されており配達先に近づいてからすぐに配達完了しているか、近くまで行ってから配達完了まで時間がかかったなどUber側で把握しています。
例えば配達先が見つかりにくいケースです。
Uber Eats配達員をやった事のある人なら誰もが経験するピンズレというやつです。
ナビを使えば近くまでは行けますが、配達先が見つかりにくい事は頻繁にある事。
そういう場合は近くまですぐ着いても、そこから時間がかかります。
その様な配達員の行動はUber側では当然把握しています。
そうなると、そこにユーザーファーストで料理を早く届ける為には、そこに行った事のある配達員に行かせるのが一番早くなります。
自転車や軽貨物という種類ではなく、行った事があるという履歴が優先されるケースです。
これは実際の経験からの肌感覚で間違いないと判断しています。
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⇒ Uber Eatsの配達員が必ず経験するピンずれの原因と対処法
配達履歴における弱者の戦略は?
軽貨物で配達履歴を刻む為には、おこぼれを地道に拾っていく必要がある為それなりの時間がかかります。
そこで効率のいい方法は、活動拠点を絞る事です。
数か所の活動拠点を作る
活動拠点を絞ると言っても極端に1つの場所だけにこだわるのは得策ではありません。
釣りで例えると、その時の潮の流れによっては魚がいない事もあるからです。
その為にはその周辺で、すぐ移動できる位の距離で拠点を数か所リサーチしておきましょう。
3か所ぐらい拠点を作っておくのが理想です。
どこがいいかは、実際に稼働して判断するしか方法はありません。
各活動拠点で配達履歴を刻む
活動拠点を決めたらそれぞれの活動拠点で配達履歴を刻む訳ですが、やはり軽貨物ではしばらく我慢が必要になります。
そこで大事なのは見極めです。
鳴らない時に、そもそもの注文するユーザーが居なくて鳴らないのか、軽貨物だから優先されていないだけなのかの見極めが必要になります。
その方法は近くのマクドナルドを覗いてみれはおおよその判断が出来ます。
そもそもの注文するユーザーが居ない場合は移動し、軽貨物だから優先されていないだけなら待機しておこぼれ待ちです。
軽貨物で稼ぐ戦略:移動

軽貨物で稼ぐには自転車には出来なくて軽貨物だからこそ出来る事を優先的にやる。
それは拠点の移動です。
釣りで例えれば、魚(ユーザー)のいる所に移動するか釣り人(配達員)の少ない所に移動するかです。
✅ 配達員の少ない所
拠点の移動は自転車では限界がありますが、軽貨物なら簡単な行為です。
注文の多い所
Uberアプリを起動すると、注文の多い場所は一目でわかります。
釣りで例えれば、魚(ユーザー)がたくさんいるところに移動しようという事です。
・プラス○○円のインセンティブ
マップで赤いシミになっている部分とプラス○○円のインセンティブの表示がされているものです。
その部分は需要が多いので配達員も多くなければなりません。
よってUber側がインセンティブを払ってまで配達員をそこに集めようとしている訳です。
釣りで例えれば、撒き餌で配達員を集めようという行為と言えます。
そこでも自転車優位は変わらず、おこぼれを回してもらっている状態には変わりはありません。
しかしその地域に移動すればバンバン成りますので、わざわざ移動する価値はあります。
注文の多い所での弱者の戦略は?
注文需要の多い時は軽貨物でもバンバン鳴ります。
ただ、ここでも軽貨物が優先されているのではなく、自転車勢のおこぼれが回って来ているだけという事は把握しておきましょう。
しかし、おこぼれだけでも結構な数ですので自然に配達履歴を増やせます。
とにかく来たリクエストは全部受ける事です。
配達員の少ない所
ピーク時間でも、鳴かず飛ばずの時は珍しくはありません。
そういう場合の次の選択肢は釣りで例えれば、釣り人(配達員)が少ないところに移動しようという事です。
・坂道や山
配達員が少ない所、すなわち自転車勢の少ない所です。
配達員のほとんどは自転車ですので自転車の配達員が行きたがらない所に行きましょうという戦略。
その代表格が郊外や山など坂道が多い所です。
まず郊外で理想的な所は駅前だけ栄えていて、車を所有していないと不便と感じるような所です。
その様な所は1都3県の中にもたくさんあります。
こういう所は自転車勢にとっては効率が悪く稼ぎずらいので避けたいと思う人が多くなります。
そして郊外でも坂道や山が多い所は自転車勢にとっては地獄と言える場所です。
今は電動サポートのついているものも多くはなりましたが、それでもそうとうキツイでしょう。
軽貨物勢にとっては、釣り人(配達員)が少ないので結果的に稼げる要因にもなります。
配達員の少ない所での弱者の戦略は?
郊外や坂道や山などは、軽貨物は弱者ではなく強者に該当します。
狙いは自転車勢を潰す事です。
そもそも自転車勢はこの様な場所をわざわざ選びませんが、自宅周辺でしか稼働しない人もいますのでゼロではありません。
坂道や山などは自転車の人にリクエストを出すと時間がかかる事はAIも履歴で把握しています。
よって軽貨物が優先されます。
ここで配達履歴を刻んで自転車の出番を減らす事でその場所から撤退する人も出てくるでしょう。
但し、強敵であるバイク勢もいる事は忘れずに!
軽貨物で稼ぐ戦略:自転車の弱点を狙う

軽貨物で自転車に勝るもの。それは体力と天候、そして地形です。
雨の日の自転車は普通に考えて地獄です。
✅ 坂道の多い地域
✅ 長時間
軽貨物でも大変な事に変わりはありませんが自転車はそのレベルではないと思います。
雨の日
雨の日の軽貨物でのUber Eatsはバブル到来です。
天気予報を常にチェックして雨の日は喜んで稼働しましょう。
自転車勢!無理すると風邪ひきますよ!
・注文が増える
・雨の日インセンティブ
雨だから外に出る事が面倒になるユーザーが増える為、注文が増える事と同時に自転車勢の配達員が激減します。
そして雨の日インセンティブが発生しますので更に稼げます。
軽貨物勢にとってはこれ以上の好機はありません。
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坂道の多い地域
・自転車勢が断然少ない
トレーニングを兼ねて自転車でやっている人にはいいかも知れませんね!
しかし言うまでもなくそういう人は少数でしょう。
山を切り崩して作った町は、やはり坂だらけで、軽貨物でも燃費が変わるくらいです。
よってAIでも履歴で、自転車に行かせると時間がかかるという事は把握しているので軽貨物が有利になります。
そもそもが自転車勢が断然少ない地域の為、軽貨物勢にはおいしい地域です。
むしろメインの拠点地として考えてもいいかも知れません。
長時間
稼ぎたい金額の目標が高い場合はある程度の長時間稼働になります。
Uber Eatsで稼働する時、ある程度の目標は立てていると思いますが、稼働していると確実に待機時間が発生します。
よく自転車勢はUber地蔵しています。
・待機時間の活用
配達に慣れてくると最低限の配送スキルは身に付きますが、やはり配送件数には限界があります。
そしてスマホが鳴らなければ配送も出来ません。
そういう待機時間が発生した時、軽貨物は雨風をしのげる上に冷暖房完備で待機出来ます。
長時間の稼働ではやはり体力温存しておかなければなりません。
スマホが鳴らない時は、他のネットビジネスなどで待機時間を活用する事が出来ます。
もちろん寝る事も!
軽貨物で稼ぐ戦略:現金払い対応する

Uber Eatsではカード決済の他に現金決済がありますが、意外と現金払い対応していない配達員が多いようです。
確かに無駄な時間がかかって面倒なのはわかります。
しかしそこが狙い目です。
✅ 新規アカウントは現金の人が多い
現金払い対応で間口を広げるという事は、面倒くさいのが増えるのと引き換えに稼ぎが増えるという事にもなります。
これに関しては軽貨物に限らず自転車もバイクも同じ事が言えます。
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⇒ Uber Eats配達パートナーは現金払い対応するメリットの方が圧倒的に多い!
現金払い対応していない配達員が多い
Uber Eatsで稼働していると、レストランで他の配達員とよくバッティングします。
私はそういう所での情報収集はマメにやっておりますが、その中で現金払い対応をしているかどうかをよく尋ねます。
その結果はやはり現金払い対応していない配達員が多いです。
・時間がかかる
理由はだいたいこの2つです。
確かに、お釣りを用意するのもお釣りのやり取りするのも面倒な事です。
しかも小銭だけでも一週間貯めると1万円位になり、その処理も大変なのはやっててわかります。
そしてそれ以外に私が感じたのは、現金のユーザーはピンポン押してから出てくるのが遅い事です。
配達員が来てからお金を用意しているのでしょうか?
又、ヒドイときは「今手持ちがないのでコンビニ行っておろしてくる!」という時もありました。
こういう事が多いので出来れば現金対応はない方がいいと思う事もしばしばあります。
しかし私は最終的な結論としては現金払い対応しています。
現金対応していない配達員が多いイコール、ライバルが減るからです。
新規アカウントは現金払い人が多い
Uber Eatsでは釣り人(配達員)以外にも、魚(ユーザー)にも撒き餌をします。
新規顧客開拓のためと思われる撒き餌、すなわちクーポンです。
可能なお客さんに探って聞いてみた結果です。
・全額クーポン
新規の人は継続的に利用する事を決めた人はクレジットカード登録する人が多いですが、試しに使って次は使うかどうかわからないという人は、とりあえず現金にする傾向があります。
中にはクーポンが手に入った時しかUber Eatsを使わないという人もいました。
その場合、差額を現金で支払うか全額クーポンで支払います。
新規顧客をいう事はUber Eatsを使う人の母数が増える訳ですので、配達も増えるという事になります。
現金対応していない配達員はこの母数が増えないという事になります。
又、現金払いなのに支払額0円というケースもよくありますがこの場合、実際に現金のやり取りはありません。
しかしその場合でも現金払い対応していない配達員には配達依頼は来ません。
常にスマホが鳴って配達依頼が来るような状態の人は現金払い対応しないというのも1つの手ですが、軽貨物では必須と考えた方がいいでしょう。
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まとめ
☒ Uber Eatsの特性を知る
Uber Eatsというプラットフォームの特性を知る事で軽貨物ではどのポジションで動くべきかを知る
☒ 配達依頼の優先順位を知る
Uber Eatsはユーザーファーストですので、最速でユーザーに料理を届ける為には誰に依頼するかAIが判断しているので、それを念頭に戦略を立てる
☒ 移動する
軽貨物で稼ぐには自転車には出来なくて軽貨物だからこそ出来る事を優先的にやる。
魚(ユーザー)のいる所に移動するか釣り人(配達員)の少ない所に移動する。
☒ 自転車の弱点を知る
自転車では大変だが軽貨物なら!というポジションを上手く利用する。
☒ 現金払い対応する
ライバルが面倒だと思ってやらない事を積極的にやる
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⇒ Uber eatsの配達で現金払い対応する事でプラスαの利益にする錬金術
☒ とにかく配達履歴を刻む
おこぼれが出るまで我慢して配達履歴を刻む
現金払い対応して配達履歴を増やす