日本にUber Eatsが上陸してから数年たち配達料も年々安くなっているのにも関わらずUber Eatsの配達員としてが増えているようです。
しかしUber Eats配達員を始めようと知人、友人に相談すると多くは「やめとけ!」「恥ずかしい」など言われます。
一体何が恥ずかしいのか、そしてなぜやめとけ!と言われるのかを客観的に解明してまいります。
この記事の内容
✔ Uber Eats配達員は社会的位置付けが「底辺」は事実
✔ Uber Eats配達員やめとけ!の理由
✔ Uber Eats配達員恥ずかしい!の理由
私はUber Eatsの配達員をやっている身ですが恥ずかしい!とは思った事ありませんが相談された場合はよく「やめとけ!」と言ってる側です。
本当にUber Eats配達員はやめとけと言われる通りやめといた方がいいのか、そして何が恥ずかしいのかを深堀してまいります。
Uber Eats配達員は社会的位置付けが「底辺」は事実
✅ 比較対象が最低賃金
まず現実としてフードデリバリーの配達員は社会的評価が低いのは事実です。
そもそも日本では成り立たない、いずれ無くなる事が濃厚なビジネスモデルと考えられます。
海外では低所得者層の仕事
- 海外では成り立つ理由
- 日本では成り立たない理由
- フードデリバリーの未来
日本では赤字垂れ流しのフードデリバリー運営会社ですが、海外では黒字化しています。
この違いは何かを理解すれば、日本では成り立たないビジネスモデルだとわかると思います。
フードデリバリーは海外では成り立つ理由
フードデリバリーのビジネスで成功するためには、料金が高くても頼むような富裕層と安い配達料で配達してくれて、その配達料で生活できる階層の人達がいる事で初めて成り立ちます。
要するに、富裕層と貧困層の格差社会の国でこそ成り立つビジネスモデルです。
ここで必須な事は、格差があっても安い配達料でも生活できる環境である必要があります。
そういう環境の国だから成り立っているのです。
その様な国ではフードデリバリーの配達員だけではなく、それ以外の仕事でもその階層の所得がの人達がたくさんおり、その階層で生活が成り立っています。
貧富の差があってもそれぞれの階層での世界があり生活があり、それをお互いが理解している為、日本のように「底辺」という様な愚弄するような評価はされておりません。
フードデリバリーは日本では成り立たない理由
日本でフードデリバリーが存続できないと思われる理由は、貧富の差があまり無いという事です。
海外でのフードデリバリー配達員は低所得で、いくら頑張っても低所得の域は超えられないのですが、日本では無理して長時間労働すれば日本の平均所得に達する事ができます。
すなわち「底辺」でも力技で働けば平均レベルまで達する事が可能という事です。
貧富の差があまり無いというのは平和な国とも言えますが、フードデリバリーのビジネスで成功するためには最も適さない国とも言えるでしょう。
その理由は現在の日本でフードデリバリーのビジネスを黒字化させる為には、現在よりも大幅に配達報酬を減らす必要があるからです。
具体的に金額を示すとすれば、最低時給を余裕で下回るレベルと想定され、インボイス制度の導入で想像よりも更に下回るか可能性も考えられます。
海外と大きく違うのは、その報酬で生活が成り立つ状態にはならないという点です。
フードデリバリーの未来
日本でフードデリバリーというビジネスは常識的に不可能だと思います。
これを可能にする方法は販売価格を大幅に上げるか、1件200円以内で配達してくれる配達員を確保するかしかありません。
貧富の差があまり無い平和な国なので、販売価格を大幅に上げると注文数が減る事が想定されるため、やはり配達報酬を下げるしかなさそうです。
もちろん各運営会社でもこの問題は承知しているハズで、クイックコマースなど色々試験的に始めております。
しかし最終的には撤退する事になると予想します。
比較対象が最低賃金
- 実質の時給単価は最低賃金
- 依存度が半端じゃない
Uber Eats配達員系のYouTubeでわかるように、最低賃金が比較対象になっている現実はやはり底辺と位置付けされても仕方がないでしょう。
なかには自ら「底辺」「Uber Eats奴隷」と名乗っている人も少なくはありません。
実質の時給単価は最低賃金
Uber Eats配達での時給単価は実質最低賃金に迫っております。
いや、むしろそれを下回っている人の方が多いのではないでしょうか?
よくUber Eats配達員系のYouTubeチャンネルで、本日は時給1,500円でした!とか2,000円でした!など拝見しますが、これって本業なのであればメチャメチャ安くないですか?
これを稼いでいるかのように発信しているのが底辺だと言われる理由の1つではないでしょうか?
自転車ならともかくバイクでの配達の場合ランニングコストがかかり、それを差し引きするといくらになっているかという事です。
ましてや、軽貨物の場合はどうなるか計算しないと大変な事になります。
依存度が半端じゃない
Uber Eats配達員の特徴としては、Uber Eatsの配達の仕事に対する依存度が半端じゃないという点です。
定期的に起こる配達報酬の引き下げなどに対しては当然グチるけども、なんだかんだで辞めないで低報酬の案件も受けてそれに慣れるというパターンです。
SNSでも低単価でよく騒がれますが、時と共に騒ぐ人もいなくなり低単価も当たり前の状態になる。
明かにUber Eats運営側の手の平の上で踊らされています。
そして時給単価は実質最低賃金を下回っている事をわかっていても続ける人が多いと思われます。
なかには「俺はUber Eatsしか出来ない体になっている」と言っていいる人もいるぐらいの依存度です。
Uber Eats配達員やめとけ!の理由
✅ 老後は最悪の人生になる
✅ いずれ無くなる可能性大
Uber Eats配達員はやめとけ!という人は多く、私も、もし相談されたら同じ事を言うと思います。
ただ、それは本業としてやろうとしている人の事であって、とりあえずで!、副業で!、仕事が見つかるまで!という人にはむしろおすすめします。
報酬の問題
- 現在最低賃金レベル
- 今後は更に下がる
まずは報酬の問題で、実質最低賃金レベルでそして更にこの先の下がり続けるものだと理解する必要があります。
現在最低賃金レベル
自転車ならともかくバイクでの配達の場合ランニングコストがかかり、それを差し引きするといくらになっているかという事です。
ましてや、軽貨物の場合はどうなるか計算しないと大変な事になります。
キチンと計算が出来る人なら、経費を差引く事で最低賃金レベルだという事は理解できると思います。
尚、バイクや軽貨物の場合、車両本体の料金を稼働数で割って計上する事を忘れずに!
今後は更に下がる
現地点でも最低賃金レベルなのにこの先は更に下がるのは確実です。
なぜなら配達報酬を下げるしか、プラットフォームを存続させる術がないからです。
Uber Eatsの場合は公開していないので全くわかりませんが、毎年話題になる出前館の決算書を見れば一目瞭然でこれまでも経費削減を繰り返してきましたが、もはや配達報酬しか削減できるものがありません。
よって配達報酬を下げて存続するか、この事業から撤退するかないと思われます。
老後は最悪の人生になる
- 個人事業主は国民年金
- 死ぬまで働くしかない
老後2,000万円問題以前に考える必要がある問題で、個人事業主は国民年金であるという事はどういう事か把握しておく必要があります。
個人事業主は国民年金
ご存じの通り、個人事業主である軽貨物ドライバーは国民年金です。
その国民年金は現地点で40年間満額支払った場合にもらえる年金は年間80万円弱で、月当たり6~7万円で最大でも7万円は下回ります。
これで生活できますか?という問題です。
近年老後2,000万円問題で騒がれていますが、それはあくまで平均的な年金をもらっている場合の話しで、国民年金の場合は2,000万円どころじゃないという事です。
最も、それまで貯蓄が出来ればいいのですが、Uber Eatsの配達では絶対に無理です。
特に賃貸に住んでいる方は何かで収入を得るか、生活保護なしでは生きていけなくなります。
死ぬまで働くしかない
国民年金では生きていけない事はわかったと思いますが、そうなると何かで収入を得るしかありません。
しかしUber Eatsの配達では何のスキルを得られませんので「何かで収入を得る」場合に出来ることはUber Eatsの配達を継続又は何かの単純作業しかないでしょう。
どちらにしても低賃金で健康寿命までしか出来ない仕事がUber Eatsの配達です。
この現実を知ったこの瞬間から人生設計を考えましょう。
いずれ無くなる可能性大
- 日本では無理なビジネスモデル
- インボイス制度に耐えられない
日本ではフードデリバリーはいずれ無くなる可能性は高いと考えられます。
もうこの記事で説明していますが、フードデリバリーというビジネスモデルは貧富の差があって初めて成り立つビジネスです。
貧富の差があまり無いというのは平和な国とも言えますが、フードデリバリーのビジネスで成功するためには最も適さない国とも言えるでしょう。
その理由はフードデリバリーのビジネスを黒字化させる為には、現在よりも大幅に配達報酬を減らす必要があるからです。
具体的に金額を示すとすれば、最低時給を余裕で下回るレベルと想定され、インボイス制度の導入で想像よりも更に下回るか可能性も考えられます。
海外と大きく違うのは、その報酬で生活が成り立つかと言えば、かなり厳しいでしょう。
Uber Eats配達員恥ずかしい!の理由
✅ Uber Eats配達員の悪評
私もUber Eatsの配達員は恥ずかしい!と言われたことがあります。
仕事として下に見られている
- 低所得者の証
- 負け組ランドセル
- 社会不適合者
まずUber Eats配達員を客観的に見ればやはり下に見られているのは間違いありません。
間違っても、なりたい職業ランキングに出てくる事は考えられないでしょう。
低所得者の証
Uber Eats配達員をやっていることが低所得者の証だから恥ずかしい!やめとけ!と言う人もいます。
私の知人で軽貨物ドライバーが空いた時間何か仕事無いか?と言ってきたので、Uber Eats配達員を勧めたら「恥ずかしいからいい!」と断られたことがあります。
何がは恥ずかしいのかよくわかりませんでしたが、その人の定義ではUber Eats配達員の存在そのものが恥ずかしいとの事でした。
なんでも地元なので知り合いがいる可能性があり、Uber Eats配達員をやっている姿を見られるのが恥ずかしいとと言ってました。
負け組ランドセル
負け組ランドセルとは配達時に背負っているウバックの事で、とてつもなく見下したパワーワードです。
たしかにエリートと言える職業ではありませんが、面と向かって言うと掴み合いのケンカに発展しかねない愚弄したキーワードと言えるでしょう。
負け組ランドセルと評価される仕事は客観的に見て恥ずかしいと言わざるを得ません。
社会不適合者
Uber Eatsの配達をしていると、ピック先で他の配達員とよくバッティングしますが、明らかに社会不適合者と思われる人が多いのは事実です。
もちろんまともな人もたくさんいますが印象としては、まともな人と変な人の比率は4:6ぐらいで変な人の方が多く感じます。
この比率は結構やばいと思いますが、客観的に見るとやはり社会不適合者が多いのが事実です。
Uber Eats配達員の悪評
- 素行の悪さ
- 相次ぐ犯罪行為
Uber Eats配達員と言えば、自転車での危険運転やその他不祥事など、無駄にイメージをダウンさせています。
それにより、世間からは普通に就職できない「負け組」と思われる事になります。
素行の悪さ
Uber Eats配達員の素行の悪さと言えば、まず自転車で逆走や歩道での危険運転など自転車ならではの無敵の運転です。
これは昔から問題とされていますが、だいぶ変なのは減りましたが今でも見ます。
出前館やmenuの配達で素行の悪さに関して記事などで報道されませんが、その理由は簡単で出前館だろうがmenuだろうが配達バックを背負っている人は皆Uber Eats配達員だと思われているからです。
これにより、Uber Eatsの配達員をやっているというだけで、一括りに素行の悪い人と評価される傾向にあります。
相次ぐ犯罪行為
何かとUber Eats配達員の犯罪行為は定期的に報道されます。
例えは配達先の女性に対してのストーカー行為など、あり得ないような行為が現実に起こっています。
たしかに誰でも出来る仕事なので、どんな人がいるかわからないと言うのはありますが、何れにしても事件の影響は大きく真面目にやっている人も同様に見られます。
こういうのが多いため仕事としては下に見られるのでしょう。
まとめ
☒ 海外では低所得者層の仕事
料金が高くても頼むような富裕層と安い配達料で配達してくれて、その配達料で生活できる階層の人達がいる事で初めて成り立つ
格差があっても安い配達料でも生活できる環境である必要があるため、比較的格差の無い日本では存続が難しいビジネスモデルとも言える。
☒ Uber Eats配達員やめとけ!の理由
報酬が安くなり続ける上に、国民年金のため老後は最悪の人生になる。
老後2,000万円問題で騒がれていますが、それはあくまで平均的な年金をもらっている場合の話して、国民年金の場合は2,000万円どころじゃない
☒ Uber Eats配達員恥ずかしい!の理由
仕事として下に見られている上、社会的に低い地位にあるので恥ずかしい仕事と評価される。
Uber Eats配達員の一部の人が起こす事件が一括りに配達員の印象を決めるため恥ずかしい仕事と評価される。