- 2025年7月3日
赤帽と言えば軽貨物運送業者はもちろん、その業界と無縁の人でも存在そのものは知っていると思います。
しかし意外とその仕組みを詳しく知っている人は、ごく一部の人と赤帽に加入している人だけではないでしょうか?
赤帽に加盟してから知るのではなく、加盟前に仕組みを理解しておきましょう。
- この記事をご覧いただきたい対象
- ◎赤帽に加盟を検討している方
◎軽貨物運送業を始めたい方
赤帽は軽貨物業界では最強の仕組みが構築されていると言われていますが、この仕組も人によっては向き不向きもあります。
加盟を検討されている方は、事前に仕組みを理解しておいてください。
この記事でわかる事
✔ 赤帽の仕組みが理解できる
✔ 赤帽の仕事内容と収入や流れ
✔ 赤帽に加入するメリット、デメリット
✔ 赤帽加入から仕事開始までの流れ
この記事では赤帽への加入の流れと、最強と言われる仕組みから収入までの流れ、加入するメリット、デメリットなどについて詳しく解説いたします。
最後まで読む事で、赤帽に加入するべきか否かの判断ができると思います。
>>>この記事の執筆者「下剋上軍師」の詳細
赤帽の仕組みを知る

✅ 赤帽とは?
✅ 最強と言われる赤帽の仕組み
✅ 赤帽が向き不向きの判断
赤帽に加盟するには、初期段階で安くない費用がかかりますので、加盟したのに続けられなくて辞めたりすると間違いなく大ダメージを受ける事になります。
そうならないためにも、事前に赤帽の仕組みを知り、自身に向いているか否かの判断をする必要があります。
赤帽とは?
■赤帽とはどういう組織?
■普通の軽貨物運送との違い
赤帽とはどういう組織なのか、委託会社に所属する軽貨物運送とは何が違うのかについて解説します。
赤帽とはどういう組織?
・個人事業主が集まった協同組合
赤帽とは、正式名称は「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」で軽貨物運送業を営む個人事業主が集まった協同組合としての組織のことです。
つまり赤帽という運送会社があるわけではなく、それぞれ独立したオーナーが集まっている組織が赤帽ということになります。
赤帽のフランチャイズに加盟することで、赤帽というブランド名称を使用して仕事ができるのと、また組合本部や他の組合員から仕事の斡旋を受けられます。
普通の軽貨物運送との違い
・お金を産み出す資産ができる
軽貨物運送業として赤帽以外の選択肢と言えば、委託会社に所属して仕事を貰うか、スマホ配送アプリで案件を受託して稼働するという手段があります。
赤帽に加盟した場合、これらと比較して大きく違うのは事業として売り上げの天井が無限大と言う点です。
というのは委託会社に所属やスマホ配送アプリで仕事をする場合は、仕事を貰うだけですので売り上げの天井に限界が出てきます。
それに対し赤帽の場合は組合からもらう仕事の他に、自分で営業して仕事を獲得する事ができる上に、その仕事を他の組合員に依頼する事もでき、その場合はその組合員から紹介手数料をもらえます。
よって営業活動は無限に可能な仕組みになっており、長くやればやるほど獲得顧客が積み上がりますので売り上げの天井は無限大です。
このように、赤帽は単なる労働収入ではなく獲得した顧客は徐々に積み上がり、お金を産み出す資産になります。
最強と言われる赤帽の仕組み
■仕事の紹介を受けられる
■自由に新規開拓できる
■仕事を他の組合員に流せる
赤帽の仕組みが最強と言われるのはこの3つの理由からです。
仕事の紹介を受けられる
・最初は紹介がメイン
まず赤帽に加盟したばかりの新参者の時は、自分の顧客がいない状態からのスタートですので、仕事は紹介に頼る事になります。
その紹介とは組合本部から、もしくは組合員からの紹介ですが、新参者の時は組合員の仲間もあまりいない状態だと思われますので、現実的には組合本部からの紹介になるでしょう。
流れとしては法人又は個人から組合に直接依頼が来た案件もしくは、組合員が自分で持っている案件を誰かに紹介するよう組合本部に依頼したものです。
紹介案件はその案件ごとに5~20%程の紹介手数料がかかります。
自由に新規開拓できる
・赤帽の看板は営業を有利にする
赤帽に加盟して最大のメリットは自由に新規開拓できる事で、それが自身の資産にもなるという点です。
しかも赤帽という看板を使いますので、新規開拓するにあたって絶対的に有利に営業ができます。
というのも普通に個人事業主の軽貨物運送業者として営業しても、なかなか契約がとれません。
その理由は所詮は個人なので、その人が病気や急用などがあった場合、その仕事が不履行になる可能性、つまり代わりがいないという事態が発生するかもしれません。
そういうリスクを抱えますので、なかなか一個人と契約してくれないのが現実です。
しかし赤帽の場合は、荷主から見たらその担当が病欠しても代わりがいくらでもいる!と判断してくれるはずです。
この看板の差は営業力があってもカバーできないほど大きなものであり、逆に営業力があまりない人でも新規開拓がしやすい環境ともいえるでしょう。
又、報酬は自分で獲得した案件は赤帽という看板を使っているにも関わらず手数料が発生しません。つまり全額自分に入ります。
逆に新規開拓という営業活動をやりたくない人、やらない人は、赤帽に加盟して仕事をするメリットがほぼないとも言えます。
仕事を他の組合員に流せる
・新規開拓が資産構築になる
自分で獲得した仕事は手数料などの中抜きが無いので、まずは自分でやるのが最も合理的だが、しかし新規開拓が取れば取るほど、違う問題が発生してきます。
それは案件の時間がかぶる事です。
例えば、既に5:00~9:00に行う仕事がある場合、新規開拓で6:00~12:00の仕事を取ったら時間がかぶります。
その場合、どちらか又は両方を組合員にやってもらう事ができます。もちろん報酬は実際に配達した組合員のものになりますが、あなたの獲得した仕事なので、あなたには手数料が入ります。
流れとしては「あなた→組合員」又は「あなた→組合本部→組合員」と言う流れで紹介して、紹介された組合員はその報酬を得られますが、5~20%の手数料が発生するという流れです。
これらが赤帽だからできる唯一無二の最強と言われる仕組みのひとつで、これらを最大限生かすためには、営業活動で多くの新規開拓をする事と、直接仕事を振る事のできる組合員の仲間をたくさん作る事が重要な仕事になります。
それにより、将来的に人を雇ったり、法人化するなどの拡大も可能になります。
新規開拓を増やす事で、何もしないわけではないが、極端に言えば何もしなくても手数料が入る、立派な資産構築ビジネスで単なる肉体労働ではないと言えるでしょう。
赤帽が向き不向きの判断
■軽貨物運送を長期的に
■新規開拓の営業活動
■コミュニケーション
赤帽は最強の仕組みといわれていますが中には、この仕組みを生かせない人もいます。
判断基準としては上記の3つで、克服できそうななければ赤帽ではなく他の選択肢を模索した方がいいでしょう。
軽貨物運送を長期的に
・短期間で儲かる可能性は低い
赤帽の仕組み上、儲けるという状態にするためには確実に時間がかかります。
例えは、始めた初月から何百万とか稼げるなど基本的にはあり得ない事ですので、長期的な考えができない人には不向きです。
その理由は、自分で獲得した案件がある程度ないと、すべて紹介での案件に頼る事になりますので、毎度手数料がかかるのと、仕事が無い日も頻繁に出てくるからです。
そして本格的に儲ける状態と言うのは、自分の顧客をたくさん保有し、案件を紹介する側になる状態にしていく必要もあります。
短期的な考えの方は、むしろ委託会社に所属して宅配業務をやる方が稼げるでしょう。
宅配なら早い段階からキツイのを覚悟できるのなら月50万は普通に可能ですが赤帽の場合、初期段階でその報酬はとても考えられない数字です。
よって、最初から毎月50万稼がないと生活できない!と言う人は、その50万稼げるようになる前に破綻します。
赤帽として長期的に積み上げていく考えの人は向いていますが、とにかく長期的に考えられない人は、赤帽という選択肢はなしです。
新規開拓の営業活動
・自分で仕事を取ってこそ稼げる
赤帽の仕組み上、新規開拓の営業活動をして自分で仕事を取ってこそ稼げると言える状態にできる仕組みです。
よって営業活動そのものをやりたくない人は、赤帽に不向きだと判断して間違いありません。
ただ、営業が苦手の人でもやる気さえあれば新規顧客の獲得も可能です。
営業と言っても、物売りの営業とは違いますので苦手でも意外とできてしまうと言われています。
又、SNSやWebなどのインターネットを使っての営業もできますので、色々な戦略も可能になります。
現在本業がWebマーケターの私から見て、インターネットを使っている赤帽組合員はいるが、インターネットを生かし切れている赤帽組合員はあまりいませんのでチャンスは無限大にあると思います。
コミュニケーション
・稼ぐ!につながるスキル
赤帽で稼いでいくためには営業力の他に、人とのコミュニケーションも必要で、これが全くできない人は絶対的に不利です。
もちろん新規開拓の営業活動をするのにもコミュニケーション能力は必要ですが、組合員とのコミュニケーションを上手く取れるかどうかも重要なポイントになります。
組合員はそれぞれ、自分で獲得した顧客をもっていますが、何らかの事情でその仕事を誰かに振らないといけない事がよくあります。
例えば、他の仕事と時間がかぶる場合や、体調不良で業務ができない場合などです。
その際はやはり、仲のいい組合員から優先的に振りますので、組合員とのコミュニケーションが上手く取れている人の方が有利になります。
そして、組合本部から仕事を貰うよりも、組合員から直接もらった方が手数料も安くなります。
そのせいか冗談抜きで、名刺はお客さんに配るよりも組合員に配る方が多い人もいるそうです。
赤帽の仕事内容と収入や流れ

✅ 赤帽の仕事内容
✅ 赤帽での仕事の流れ
✅ 赤帽の報酬の仕組み
赤帽の仕事内容と流れ、得られる報酬の仕組みについてそれぞれ解説します。
赤帽の仕事内容
■スポット便
■チャーター便
■小規模引越し
赤帽として行う仕事の内容は、基本的にはヤマトや佐川のような宅配業以外全てで、大きく分けると3つです。
スポット便
・主に緊急配送
スポット便とは主に緊急配送の事で、必要な時にだけ利用できる単発の配送サービスです。
具体的な例としては、宅配会社などでの仕分けミスや積み忘れなどで、次の便では配達期日まで間に合わないなどの荷物をスポットで配達します。
これは宅配会社としては1,000円の売上のために数万円のスポット配達料を払う行為で完全に赤字ですが、信用のためこの様な手段を取ります。
それ以外にもよくあるのが、今日中に配達しなければならないものが急遽発生した場合などです。
報酬は6,000円~10数万円と距離によって変わります。
赤帽ドライバーからすればタクシーと同じく、長距離であればある程おいしい仕事と言われております。
又、受託しやすいかどうかは別として、配送アプリのPickGoやハコベルカーゴなどでもスポット便の案件があります。
チャーター便
・車両貸し切りで特定の荷物だけを運ぶ
チャーター便とは4時間とか8時間とか、その特定の荷物の配達が終わるまでなどです。
これらは毎日のものもあれば、週数回のものや不定期のものまで荷主の都合に合わせての案件になります。
チャーター便は定期的に仕事がありますので、営業活動でチャーター便が必要な荷主を多く獲得することが赤帽として安定して稼げる資産になります。
仕事の種類は赤帽の組合員が営業して獲得したもの全てなんですが、思い当たるものとしては下記の様な案件です。
・建築資材
・新聞
・フリーペーパー
・通信機器
・法人の社内便
・医薬品
・自動車部品
例えば、週1、2回のものは競馬新聞やフリーペーパーをコンビニやファーストフード店への配送などです。
スマホなどの通信機器の場合は、各ショップの在庫補充や店舗間での在庫の移動などの配達で週1~毎日などです。
建築資材、自動車部品などはメーカー又は卸問屋から毎日のようにあります。
又、この様なチャーター便は配送アプリのPickGoやハコベルカーゴなどでも多数案件があります。
小規模引越し
・3,4月ピークの体力仕事
赤帽は法人の仕事がメインですが、小規模引越しに関してはほぼ全てが個人からの依頼です。
そして時間単価としては一番稼げる仕事とも言われております。
流れとしては、個人が小規模引越しを依頼するために赤帽本部に連絡するため、この仕事は組合員の紹介よりも本部からの紹介がほとんどになります。
ピークは一般の引越し業者と同じく3、4月で一台で一人や二台で二人の作業です。
作業はやや体力仕事に近いため、年配や引越し嫌いのドライバーもいますので、希望すればこの時期に限って仕事は常にあると言われています。
赤帽での仕事の流れ
■組合本部からの紹介案件
■組合員からの紹介案件
■自分で獲得した案件
赤帽での仕事の流れは上記の3つです。それぞれ詳細を解説します。
組合本部からの紹介案件
①組合本部→あなた
②他の組合員→組合本部→あなた
組合本部からの紹介案件は①か②の流れです。
組合本部から紹介される案件は、組合本部に直接依頼がきた単発の仕事や、組合本部が獲得した既存顧客の案件です。
他は組合員が自分で獲得した仕事でも、時間が被る場合や何らかの都合で自分で出来ない場合は、直接他の組合員に振るか本部に預けて紹介してもらいます。
これらの案件を組合員に紹介しますが、特に赤帽デビュー当初は、これに頼る事になり各組合によって若干異なりますが、半年間は新人に優先的に紹介します。
もちろん断る事もできますが、組合との信頼関係の構築のためにも上手く立回りを考える事も重要です。
組合員からの紹介案件
・組合員→あなた
組合員がそれぞれ開拓した顧客を、その組合員があなたに直接紹介するケースです。
自分で開拓した仕事を他の組合員に紹介する行為こそ赤帽ならではの最強の仕組みでもあります。
例えば営業活動をする事によって、いづれ直面する時間の被りの問題は、他の組合員に振る事で解決するので、時間被りを気にせずに新規獲得ができます。
又、赤帽ドライバーも儲ける仕事を優先しますので、例えば急遽、一発15万のスポット配送の仕事を獲得できた場合などの時に、その日時に被る仕事を他の組合員に振るなどはよくある事です。
後は急に体調不良などで仕事ができる状態でない場合に、他の組合員に振る事もあります。
組合員からの直接案件を紹介してもらうためには、常日頃から組合員とのコミュニケーションを取って仲良くなっておく事で有利になります。
自分で獲得した案件
・当然最優先でやるべき
自分で獲得した案件はもちろん最優先してやるべき案件になります。
なぜなら自分で獲得した案件は手数料がないので全額あなたの報酬になるのと、何といっても日々積上がる、あなたの資産とも言えるものだからです。
いづれにしても自分で獲得した案件を中心に、空いている日時を組合本部や他の組合員からの紹介で上手く埋められるようになれば収入面で安定してくるでしょう。
又、あなたも組合員ですので、自分で獲得した案件を他の組合員に振る事もできます。
例えば営業活動をする事によって、いづれ直面する、時間の被りの問題は他の組合員に振る事で解決するので、時間被りを気にせずに新規獲得ができます。
後は急に体調不良などで仕事ができる状態でない場合は、他の組合員に振る事で荷主に迷惑がかからない状態も可能です。
もちろん急遽、おいしい高額案件を獲得できた時に、その日時に被る仕事を他の組合員に振るなどもできますが、そのためにも常日頃から組合員とのコミュニケーションを取って仲良くなっておく事も重要な仕事になります。
赤帽の報酬の仕組み
■自分で獲得した案件の報酬
■紹介を受ける案件の報酬
■紹介した案件の報酬
赤帽の報酬の仕組みは自分で獲得した案件と紹介案件では手元に入る報酬が違います。
但し、毎月の組合費などの諸経費(月約2万程)は別途かかります。
自分で獲得した案件の報酬
・全額自分の報酬
まず、自分で獲得した案件での報酬は全額自分のもので、本部にその一部を払う必要もありません。
あなたが赤帽として獲得する仕事は、元受けですので間に余計な中間マージンなどありませんのでその分、報酬が高くなります。
赤帽として稼げる人になるためには、いかに自分で新規顧客の開拓をして、それを中心に運用する事で稼ぎも大きく変わってきます。
紹介を受ける案件の報酬
・5~20%手数料を払う
仕事の紹介を受けた場合は5~20%手数料を払う事になります。
例としては組合本部からの紹介の場合は、おおよそ10~20%程度で、他の組合員からの紹介の場合は大体10%程度です。
これは委託会社のドライバーがよく使う皮肉込めた用語で「ピンハネ」と言われるものにあたりますが、赤帽組合員はこれを「ピンハネ」と言う言葉を使う人はいません。
その理由は報酬が明確だからです。
委託会社でよくあるのが、20,000円で受けた仕事を「16,000円の案件だ!」と提示して、更に16,000円の15%の手数料を取るなど、二重課税みたいなことをしているところが多く、もはや通常化されています。
しかし赤帽の場合はこの様な事はしない上に、そもそも仕組み上できませんので明確な運賃がわかるのと、何といってもお互いに「お互い様」と言う考えがあるからです。
赤帽で紹介を受ける案件は、基本的には同じ仕事でも組合員から直接紹介を受けた方が手数料は安くなりますので、できる限り多くの仲間を作っておく事が重要となります。
紹介する案件の報酬
・5~15%手数料を貰う
これは自分で獲得した案件を他の組合員に紹介するパターンです。
直接組合員に紹介するする場合は、大体10%を手数料としてもらいますが、組合員仲間が少ないなど紹介する組合員が見つからないなどの場合は本部経由で誰かに紹介します。
この場合、案件にもよりますが、もらえる手数料が10%以下になるケースも出てきます。
やはり組合員の仲間を多く作っておかないと稼ぎに影響がでてきますので、積極的に仲間作りに力を入れるのは必須の仕事とも言えるでしょう。
よって営業で多くの新規開拓をして、多くの組合員とのネットワークがあれば、紹介料だけでもかなりの報酬が手に入ります。
そしてその先には、法人化して人を雇う事も選択肢として見えてきます。これぞ軽貨物で最強と言われる赤帽の仕組みです。
赤帽に加盟するメリット、デメリット

✅ 赤帽に加盟するメリット
✅ 赤帽に加盟するデメリット
赤帽に加盟する軽貨物運送業をするメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
赤帽に加盟するメリット
■赤帽ブランドをすぐに使える
■仕事の紹介を受けられる
■組合員とのネットワークができる
■物流関連のネットワークができる
■事業拡大は無限にできる仕組み
赤帽に加盟するメリットは概ねこの5つです。
赤帽ブランドをすぐに使える
・営業活動で赤帽を名乗れる
赤帽で安定的、継続的に稼ぐために営業活動して新規開拓する事が必須で、その営業活動で赤帽を名乗れるので、圧倒的に営業がやりやすくなります。
個人事業主の軽貨物運送業者として営業したことのある方は身にしみてわかると思いますが、その環境だと営業してもなかなか契約が取れるものではありません。
想像してみればわかると思いますが、所詮は個人なので、その人が病気や急用などがあった場合、その仕事が不履行になる可能性、つまり代わりがいないという事態が発生するかもしれません。
荷主側としても、そういうリスクを抱えますので、個人だからという理由で契約してくれないのが現実です。
しかし赤帽の場合は、荷主から見たらその担当が病欠しても代わりがいくらでもいる!と判断してくれるはずです。
この看板の差は営業力があってもカバーできないほど大きなものであり、逆に営業力があまりない人でも新規開拓がしやすい環境ともいえるでしょう。
ちなみに「営業力」と言っても、複合機などの営業のように、そこまで過酷な営業ではないので、過度にビビる必要はありません。
仕事の紹介を受けられる
・特に最初は優先的にもらえる
赤帽は自分で新規顧客の開拓をするのが基本ですが、ある程度の顧客を持たないと安定しません。ましてや赤帽でデビューしたばかりの時は、自分の顧客はゼロです。
しかし赤帽では本部で受けた仕事を組合員に紹介してくれます。
そして新人には半年間優先的に紹介しますので、自分の顧客がゼロでも仕事ある状態になります。
もちろん優先的ではなくなるけど半年以降も紹介はありますが、いづれにせよ自分の顧客を獲得する事を忘れてはいけません。
組合員とのネットワークができる
・組合員の繋がりは金脈
赤帽の組合員はそれぞれは一個人事業主ですが、協同組合という組織を通じて協力し合う独自のシステムがあります。
主に自分で獲得した仕事を組合員同士で紹介しあうのが目的のようなものです、このネットワークこそが最強と言われる赤帽の仕組みのひとつです。
自分で獲得した仕事でも、例えば、他の仕事と時間がかぶって、物理的に両方できない状態など、特に顧客を多く抱えている人はその様な事態が発生しやすくなります。
そういう時に協力しあえる仲間を作っておくことが重要ですが、赤帽では普通に仕事をする過程でそのようなネットワークが出来るような環境になっております。
そして、組合本部から仕事を貰うよりも、組合員から直接もらった方が手数料も安いです。
営業活動も大事ですが、組合員とのコミュニケーションが上手く取れている人の方が何かと有利になります。
物流関連のネットワークができる
・人脈は新規開拓につながる金脈
配送業をやっていると、色々な会社の物流倉庫に出入りする機会が増え、回数を重ねるごとに顔パスのような状態になります。
その物流倉庫の人や、そこに出入りしている運送会社のドライバーなど、人との出会いが多く、それが新規顧客の開拓につながる事も珍しくはありません。
もちろん赤帽本部や他の組合員からの紹介案件の荷主を奪い取るなどの行為はできませんが、同業とのコミュニケーションを大切にして行く事で情報ネットワークが広がります。
この人脈と情報こそがインターネットでは得られない貴重な財産になります。
事業拡大は無限にできる仕組み
・赤帽の仕組みを生かせば青天井
赤帽が一個人事業主の軽貨物運送業者よりも有利なところは、赤帽ブランドで営業できるという点ですが、それだけではありません。
むしろこれ以上にメリットがあるのが、獲得した仕事が日時や曜日、時間帯など被った場合に他の組合員に振れるという点です。
これによりすべての顧客の要望に応える事ができますので、無限に新規獲得する事ができるので、事業拡大したい方は青天井という事になります。
しかし一個人事業主の軽貨物運送業者の場合、仮に営業で仕事が取れたとしても、その後の営業では、その日時や曜日、時間帯など被る案件は安易に取るわけには行きません。
その場合は、せいぜい知り合いにお願いするなどでしょうけど、その知り合いも手が空いているとも限りません。
そういう点でも赤帽では確実に代走してくれる人がいますので、無限に営業し放題です。
赤帽に加盟するデメリット
■初期費用が大きい
■収入安定まで時間がかかる
■赤帽以外の仕事がやりにくい
■普段使いで車両を使いにくい
赤帽に加盟するデメリットは概ねこの4つです。
初期費用が大きい
・初期費用は200万は必要
赤帽に興味を持っても加盟する際に躊躇する事と言えば、やはり初期費用でしょう。
初期費用は、おおよそ200万円と決して安くはなく、内訳はザックリで加盟金などの諸経費が40万ぐらいと+車両代です。
車両は基本的には購入する事になりますが、組合によっては赤帽車の中古車を紹介してくれるところや、車両持込可(赤帽のペインとは必須)のところもあるそうですので、詳しくは管轄エリアの組合に確認して見て下さい。
ランニングコストはおおよそ月2万円程です。
これだけのまとまった金額が最初にかかるので、加盟したけど、すぐ辞めてしまうなんて事はないように、しっかり事前に調査して説明会で納得できないようなら無理はしないで下さい。
とりあえず試しで!という様な費用ではありませんので、それなりの覚悟も必要です。
収入安定まで時間がかかる
・自分の顧客を増やしてこそ安定する
赤帽では新人には半年間は優先的に仕事を紹介するそうですが、それだけでは収入の安定は難しいでしょう。
なぜなら紹介オンリーだと所詮、他力本願ですので紹介の無い日もあるからです。
実際に収入を安定させられるのは自分の顧客を増やして、紹介してもらう側だけではなく紹介する側にもなっている状態で安定度が高まります。
もちろん個人差はあると思いますが、半年~1年ぐらいは、稼げる!という様な数字には中々ならない人が多いと言われています。
そのためにも安定するまでの余力、すなわち資金に余裕をを持っておく事が必須です。
赤帽以外の仕事がやりにくい
・車は赤帽のペイント
赤帽として仕事をするという事は、車も赤帽のペイントされた車です。
その車は自分の所有物で、黒ナンバーも取得できた状態ですので、赤帽以外の仕事をやる事も出来ます。
例えば、赤帽の仕事が入っていない時にUber EatsやAmazonフレックスの配達をするなどです。
よく聞くのが「赤帽もUber Eatsの配達やるの?」とか「赤帽もAmazonの配達やるの?」など受取の客によく言われるそうです。
特に違法行為でも規約違反でもないので何の問題もないのですが、いちいちそれに、しかもいつも同じこと答えるのが面倒だと言う人もいます。
しかし赤帽で空いた時間を活用するにはUber Eatsが最適なので、気にせずやる事をおすすめします。
普段使いで車両を使いにくい
・車は赤帽のペイント
委託会社に所属して軽貨物運送をやっている人の多くは、その軽貨物車両を普段使いでも利用しています。
それがコスト的に無駄がないからです。
しかし赤帽車の場合は赤帽のペイントがされていますので普段使いに抵抗があるという人も少なくありません。
ある程度稼ぎがいい人の場合は、乗用車を用意するのも有りですが、都市部に住んでいる場合は駐車場代だけで月数万するなど大きな出費になります。
気にしない人にとっては何の問題もない事ですが、どうしても普段使いしたくない人は、やはり乗用車購入かレンタカーを用意するしかないでしょう。
私の意見としては、堂々と普段使いする事をおすすめします。実際、気にしているのは本人だけで、周りの人は全く気にしていないと思います。
赤帽加盟から仕事開始までの流れ

✅ 赤帽での開業の準備
✅ 赤帽への加盟の流れ
✅ 赤帽で成功するために
事前の準備から加盟までの流れ、そして赤帽で成功するために必要な事について解説します。
赤帽での開業の準備
■赤帽に加盟するかの判断
■初期及び運用資金
まず赤帽に加盟して軽貨物運送業をやるべきかの判断から、いざ加盟する場合の初期費用と運用資金について解説します。
赤帽に加盟するかの判断
・営業活動が大前提
・コミュニケーション力
そもそも赤帽に加盟するには、安くない初期費用がかかり、安易に飛び込むと取り返しのつかない事態になる可能性がありますので、しっかりした判断をする必要があります。
ここまでこの記事をご覧いただいている方はもうわかると思いますが、ハッキリ言える事は営業活動やコミュニケーションができない方は、やめておいた方がいいです。
赤帽は営業活動で自分の顧客を開拓する必要があり、紹介だけに頼るだけでは満足できる稼ぎになるのは難しく、むしろ委託会社に所属してひたすら配達に専念した方が絶対稼げます。
既に解説しました赤帽のメリット、デメリットの「メリット」の部分を生かせる人のみ赤帽に加盟する事をおすすめします。
又、それ以前の問題として、下記で解説する最低限の資金が必要ですので、かっつかつで生活している様な状態の人は、今一度検討の余地があるでしょう。
初期及び運用資金
★ 初期費用200万ぐらい
★ ランニングコスト
★ 安定までの余力資金
赤帽で開業する場合の初期費用やランニングコストは各組合ごとに若干違いはありますが、およそ以下の通りです。
初期費用200万ぐらい
| 項目 | 金額 |
| 加入金 | 275,000円 |
| 書類作成料 | 55,000円 |
| 出資金 | 50,000円 |
| 車両購入 | 1,400,000円~1,600,000円 |
一番大きいのは、やはり車両代です。
車両のタイプは軽バン、軽トラ幌車、軽パネル車などで車両代金は異なりますが、自分でメインでやりたい仕事に向いている車両にしましょう。
基本的には購入する事になりますが、組合によっては赤帽車の中古ならOKや、車両持ち込みが可能なところもあるようですので、管轄の組合に確認して下さい。
ランニングコスト
| 項目 | 金額 |
| 組合賦課金 | 約15,000円/月 |
| 無線使用料 | 2,000円/月 |
| 赤帽連合会費 | 1,500円/月 |
| 共済会費 | 1,500円/月 |
| 斡旋手数料 | 5%~20% |
赤帽として運営していく上で毎月のランニングコストがかかり、おおよそ固定で月20,000円+斡旋手数料です。
斡旋手数料とは組合本部や他の組合員から仕事の紹介を受けた場合に発生します。自分で獲得した仕事には手数料はかかりません。
安定までの余力資金
・最低で+100万以上
赤帽で安定収入を得るためには、赤帽からの紹介案件だけでは、安定して生活できる水準の報酬にはなりません。
安定させるためには、どうしても自分で顧客を獲得する必要があり、それには時間がかかります。
個人差はありますが、最低でも半年~1年はかかりますので、それまで生きていける余力の資金を用意しておかなければなりません。
現在の生活レベルにもよりますが、初期費用とは別に最低で100万以上の余力資金が確実に必要です。
くれぐれもキャッシングに頼るような事態だけは避けましょう。
赤帽への加盟の流れ
① 組合事業説明会
② 組合加入申し込み
③ 組合加入手続き
④ 車両契約
⑤ 運輸支局申請書類提出
⑥ 研修会
⑦ 仕事開始
上記の一連の流れが、赤帽と契約・仕事を開始するまでの手順となります。それぞれ順番に解説します。
①組合事業説明会
赤帽で仕事を開始するためには、まずは組合に加入する必要があります。
加入するためには、各地域ごとの組合で開催されている事業説明会に出席しなければいけません。
説明会では、仕事内容や開業に必要な資金、基礎知識などを説明しております。
②組合加入申し込み
説明会で組合加入の希望の方は面接を行います。
そのときに、履歴書や所定の申込書を提出し面接後、赤帽に加入することを決意した方は開業に向けて段取りを取ります。
黒ナンバー取得のために必要な運輸局に提出する貨物軽自動車運送事業申請の書類などの作成や貨物軽自動車安全管理者講習の受講の方法などを指導をしてもらいます。
③組合加入手続き
赤帽の組合に加入するため、加入料などを支払います。
④車両契約
赤帽で仕事をするためには「赤帽車」と呼ばれる赤帽のペイントされた車両が必要になります。
赤帽車は軽バン、軽トラの幌車、パネル車がありますがどういう仕事をメインにやっていくのかでどれがいいかが決まります。
この地点ではそれを決めておかなければなりません。
いづれにしても車両はスバルサンバーですが、ダイハツのOEM車です。
⑤運輸支局、軽自動車検査協会での手続き
運輸支局に書類を提出し、事業用自動車等連絡書の運輸支局の経由印が押されているものをもって軽自動車検査協会で黒ナンバーの交付を受けます。
基本的に赤帽の人の指示に従って行えば問題なく黒ナンバーは取得できますが「黒ナンバーを取得して軽貨物運送業を開業するまでの手続きの流れ」をご覧頂ければ、おおよその流れが理解できます。
組合によってはすべて組合側でやってくれるところもあるそうです。
⑥研修会
仕事開始までの期間、仕事の知識などを研修会で学びます。
⑦仕事開始
車両が納車されたら、いよいよ仕事開始です。
赤帽で成功するために
■営業活動は必須
■横のつながりを作る
赤帽に加盟するという事は安くない費用がかかっていますので、成功させて赤帽に加盟して良かった!という結果にしたいものです。
そのために重要なポイントは2つあります。
営業活動は必須
・自分の顧客獲得がすべて
成功の秘訣は如何に自分の顧客を増やせるかで、要は営業力です。
赤帽は最強の仕組みがありますが、それはあくまで自分で顧客獲得をできての話です。
仕組みを利用すれば、自分で顧客獲得して手に余るものは他の組合員に流せるので、無限に拡大できます。
しかし組合本部又は組合員からの紹介だけでは、満足に稼ぐのは難しく、自分で顧客獲得できない人にはこの仕組みを活用できないでしょう。
よって基本は紹介を受けるよりも紹介する側になってこそが成功のポイントです。
横のつながりを作る
・組合員との繋がりは重要
営業力の次に必要なものは、組合員との横のつながりです。
組合員との横のつながりは、仕事を紹介してもらう事もできますが、紹介する事もできます。
そのため、より多くの人とつながっておく事で有利に進められます。
もちろん仕事を紹介してくれる自分の顧客をたくさん抱えたベテランの組合員とつながるのも必要ですが、逆にまだ顧客をあまり持っていない新人ともつながりを作る事を忘れてはいけません。
新人たちは仕事に飢えていますので、比較的いつでも自分の仕事を振る事ができます。
そのように横のつながりは、紹介してもらえそうな相手から、こっちから紹介しやすそうな相手まで満遍なく網羅しておきましょう。
まとめ
☒ 赤帽の仕組みが理解できる
・それぞれ独立したオーナーが集まっている組織が赤帽という組合
・通常は委託会社に所属して仕事を貰うか、スマホ配送アプリで案件を受託して稼働するという手段があり、もらった仕事を消化するだけなので天井が決まっている。
・赤帽がそれらと大きく違うのは事業として売り上げの天井が無限大にできる。
・他の組合員の仕事の紹介を受けられる
・組合本部から仕事の紹介を受けられる
・自分仕事を他の組合員に流せる
・赤帽という看板で営業ができる
・軽貨物運送を長期的に考えている
・新規開拓の営業活動を積極的に行う
・コミュニケーションを取る
これらができる又はやる気のある方には向いているが、それらをやりたくない人は不向きと言える。
☒ 赤帽の仕事内容と収入や流れ
主に法人あいてのスポット便、チャーター便だが、時期によっては個人の小規模引越しが多い時もある。
・組合本部又は他の組合員からの紹介案件は手数料5~20%払う
・自分の案件を他の組合員に紹介した場合は手数料5~20%もらう
・自分で獲得した案件は全額自分の報酬
最初は紹介案件がメインで、徐々に自分の顧客中心に運営し、場合によっては他の組合員に自分の仕事を流す。
☒ 赤帽に加入するメリット、デメリット
・赤帽ブランドをすぐに使える
・仕事の紹介を受けられる
・組合員とのネットワークができる
・物流関連のネットワークができる
・事業拡大は無限にできる仕組み
・初期費用が大きい
・収入安定まで時間がかかる
・赤帽以外の仕事がやりにくい
・普段使いで車両を使いにくい
☒ 赤帽加入から仕事開始までの流れ
・赤帽に加盟するかしないかの最終判断をする
・初期費用200万ぐらいでランニングコスト月2万ぐらい
・安定までの余力資金最低で+100万以上
下記の順番です。
① 組合事業説明会
② 組合加入申し込み
③ 組合加入手続き
④ 車両契約
⑤ 運輸支局申請書類提出
⑥ 研修会
⑦ 仕事開始
・成功の秘訣は如何に自分の顧客を増やせるかで、要は営業力
・横のつながり、組合員との繋がりはかなり重要
